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「映画甲子園 2010」 最優秀作品は埼玉県立松山高校

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「映画甲子園 2010」 最優秀作品は埼玉県立松山高校

2010年12月03日

 高校生による映画コンテスト「映画甲子園 2010」の表彰式が11月28日、東京・早稲田大学大隈記念講堂で行われ、最優秀作品賞には埼玉県立松山高校映像制作部の「下村物語 Kの軌跡/無限の可能性」が選ばれた。

 松山高校は、「映画甲子園」4年目の挑戦で初めて全国の頂点に立った。受賞作は、応援団の男子部員を2年間にわたり追いかけたドキュメンタリー作品で、高校生ならではの涙あり笑いありの映像記録が審査員から高く評価された。最優秀男優賞も受賞した。

 「映画甲子園」は、NPO法人学校マルチメディアネットワーク支援センターの主催で、2006年より毎年行われている高校生映画の祭典。今年は、全国の70校から計151作品が集まった。選考により特に優れているとされた入選30作品から各賞を表彰。優秀作品賞には、神奈川・慶応義塾高校映画部「漂泊」と栃木・作新学院高校美術デザイン科「ダジャレ ウォーズ」が選ばれた。
 
 審査員は、編集・ポストプロデューサーの掛須修一、映画プロデューサーの奥田誠治、作曲家の中村暢之、美術監督の稲垣尚夫、俳優・演出家の篠本賢一、脚本家の渋谷悠、撮影監督の芦澤明子、映画監督の長澤雅彦の8氏が務めた。表彰式後には、記念セミナーが行われ、高校生と審査員が熱い質疑応答を交わした。

「映画甲子園2010」受賞結果一覧 ※監督賞以下は最優秀作品のみ掲載

最優秀作品賞=埼玉県立松山高校 映像制作部「下村物語 Kの軌跡/無限の可能性」
優秀作品賞=神奈川県・慶応義塾高校 映画部「漂泊」
優秀作品賞=栃木県・作品学院高校 美術デザイン科「ダジャレ ウォーズ」

監督賞=鹿児島県立松陽高校 ヨIVOM「夏の日」
企画賞=愛知県・名古屋市立中央高校 単位制による定時制課程(昼間)映画制作部「茶らん歩らん」
脚本賞=東京都・開成高校・共栄学園高校 映画研究同好会「April」
美術賞=大阪府・大阪市立工芸高校 特殊映画研究室「メガレイア 落日の花」
撮影賞=神奈川県・慶応義塾高校 映画部「漂泊」
音楽賞=埼玉県立松山高等学校 映像制作部「向い風」
編集賞=埼玉県立美術総合高校 映像芸術科「Black&White」
女優賞=栃木県・作新学院高校 美術デザイン科「ダジャレ ウォーズ」
男優賞=埼玉県立松山高校 映像制作部「下村物語 Kの軌跡/無限の可能性」
※記事は取材時の情報に基づいて執筆したもので、現在では異なる場合があります。

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