「ロード・オブ・ザ・リング」、7/7BDリリース
2010年04月12日
ポニーキャニオンは、メガヒット映画「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズのブルーレイ(発売元:角川映画/販売元:ポニーキャニオン)を7月7日(水)に一挙リリースする。
過去の名作映画・ヒット映画のブルーレイ化が次々と進む中で、いよいよ「ロード~」のブルーレイ化が決定した。同社映画部の清水隆浩チーフプロデューサーは、「このクラスの大作で、未だブルーレイ化されていない作品はごくわずか。『ロード~』はアーカイブ作品の真打ち登場といったところでしょう」と期待を込める。
映像化不可能と言われたJ.R.R.トールキン「指輪物語」を、ピーター・ジャクソン監督がメガホンをとり3作に分けて映画化した本作は、第1弾が2001年12月に米で公開(日本は02年3月)され、全世界で8億6100万ドル(歴代第19位)の興収を記録する大ヒットとなった。これを皮切りに、第2弾「~二つの塔」(米02年12月/日本03年2月)が9億2200万ドル(歴代第11位)、最終作「~王の帰還」(米03年12月/日本04年2月)が11億3000万ドル(歴代第3位)の記録的な成功を収め、「~王の帰還」は米アカデミー賞で11部門を獲得するなど、世界中で「ロード~」旋風を巻き起こした。
日本でも、興収はそれぞれ90億7000万円、79億円、103億2000万円を記録し大ヒット。また、劇場の勢いをそのままパッケージにもつなげ、シリーズ累計出荷数は、レンタルVHSが25万枚、レンタルDVDが25万枚で計50万枚(約30億円)、セルVHSが10万枚、セルDVDが390万枚で計400万枚(約250億円)と、驚異的な数字を叩き出した。
「これだけの人気作なので、ブルーレイ化を求める声も多かった」と清水氏。北米ではひと足早く4月6日にリリースを開始し、日本でも満を持して7月7日に発売する。セル商品は各エピソードの単品(各税込4935円)と、3作品全てを収納した「トリロジーBOXセット」(税込1万3650円)をリリース予定だ。ブルーレイ商品は、新譜こそ売上が順調に伸長しているが、カタログ作品の動きはまだ鈍いのが現状。それだけに清水氏は、「この作品が試金石となるかもしれません。特に、本作の映像は全体的に暗いトーンなので、DVDやVHSの映像では潰れていた細部が、暗部階調度の高いブルーレイでは鮮明に映し出されています。ぜひ、見比べてください」とアピールした。