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日本初“学生映画専門”上映館「St.ART+」が秋葉原に誕生

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日本初“学生映画専門”上映館「St.ART+」が秋葉原に誕生

2010年10月01日

スタートプラス.JPG 日本で初めてとなる“学生映画専門”の常設上映館「St.ART+」(スタートプラス)が10月1日、東京・秋葉原にオープンした。次代の映画界を担う学生たちにとって貴重な作品発表の場となるとともに、一般映画ファンが学生映画を気軽に楽しめるスペースとなる。ゆくゆくは学生映画と映画業界をつなぎ、才能発掘や人材交流の場となっていくことが期待される。

 「St.ART+」は、廃校となった中学校を改修して生まれたアートスペース「アーツ千代田3331」内にオープンした。同スペースの207教室に入居する。最寄りの東京メトロ銀座線・末広町から徒歩1分、JRほか各線秋葉原駅からは徒歩8分。

スタートプラス2.jpg かつての教室を改装した作り。スクリーンサイズは390×180cm。座席数は最大30席。立ち見を入れると最大80名を収容できる。決して立派な設備がそろっているわけではないが、元教室ならではのアットホーム空間を演出する。

 運営は(株)スタートプラスが行っていく。同社は、高校生を対象にした映画コンクール「映画甲子園」などを主催するNPO法人・学校マルチメディアネットワーク支援センター(SMN)と連携。「優秀な学生映画をリアルの場で一般上映してあげたい」という思いを込め、「St.ART+」を構想するに至ったという。

 広報担当者は、「St.ART+」オープンにあたり「映画を志す学生たちをはじめ、昔に学生映画を作ったことのある大人たち、一般映画ファン、業界関係者にも訪れて欲しい」と話す。

武井0.jpg 「St.ART+」オープニングを飾る作品として、10月1日~12日迄「桜ノ雨」、10月15日~26日迄「one room」を上映。「桜ノ雨」は、慶応義塾高等学校を中心とした映画制作団体Tetra Film Studioによる09年作品。映画甲子園スカラシップ作として撮られ、高校生ならではの青春を描く。「one~」は、映画甲子園で最優秀作品賞ほか7賞を獲得した奥山由之監督による08年の作品。とある部屋を舞台にしたオムニバス・コメディ。

 10月29日からは今年の「映画甲子園」入選作品を上映する。以降は「ぴあフィルムフェスティバル」や全国各地の学生映画祭発の作品、映画学校で製作された作品などもラインナップしていくという。イベントの実施や学生向けのレンタル上映スペースとしても活用される予定。

 【St.ART+概要】
 所在地 :東京都千代田区外神田6‐11‐14 アーツ千代田3331内207教室
 上映時間:平日 16時半~13時/13時~14時半
      土日祝 15時~16時/16時半~17時半
 休館日 :なし ※準備のため休館する場合あり
 料金  :学生 1日300円/月額500円/年会費3000円
      一般 1日500円/月額1000円/年会費/8000円

※記事は取材時の情報に基づいて執筆したもので、現在では異なる場合があります。


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