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レポート:サイモン・ラトル&ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団記者会見

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レポート:サイモン・ラトル&ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団記者会見

2008年11月26日
高音質「HQCD」で旧譜10タイトル発売
  EMIクラシックスと5年の録音契約を延長
   高画質・高音質コンサート配信を09年開始

高音質「HQCD」で旧譜10タイトル発売
EMIクラシックスと5年の録音契約を延長
高画質・高音質コンサート配信を09年開始


 EMIミュージック・ジャパンは25日、東京・赤坂のANAインターコンチネンタルホテル東京B1F「ギャラクシー」で「サイモン・ラトル&ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団」の記者会見を開催。フジテレビ50周年記念「TDKオーケストラコンサート2008 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団来日公演 指揮サイモン・ラトル」のため来日中の指揮者サイモン・ラトル氏、ベルリン・フィルのメディア担当役員でフルート奏者のエマニュエル・パユ氏、EMIクラシックスのスティーヴン・ジョーンズ副社長が出席し、現在発売中のCD及び今後リリースが予定されている作品などについて語った。

録音契約を5年延長

 EMIは、10月22日に最新録音盤「ベルリオーズ:幻想交響曲」と高音質「HQCD」による旧譜10タイトルを発売、11月17日から「ブラームス:交響曲第1番」を配信限定でリリース。そして、2009年3月に「ラヴェル:子供と魔法/マザーグース組曲」、9月に「ブラームス:交響曲全曲」を発売予定と、サイモン・ラトル&ベルリン・フィル作品を次々と投入していく。さらに、EMIクラシックスとベルリン・フィルが5年の録音契約を延長したことで、更なる作品のリリースが期待される。

 席上、ラトル氏は、09年3月発売予定の「ラヴェル:子供と魔法/マザーグース組曲」について、「この作品は、本当に透明感があり官能的で、そしてまた非常に感動的でもあります。子供の頃から大好きで、いつかレコーディングしたいと思っていました。希望として、ベルリン・フィルの演奏で自分の理想とするキャストが歌うということを想像していましたが、今回それが実現し、私は自分の喜びのために録音することができました」と述べた。

 その上で「EMIには、心からお礼を述べたいと思います。現在、世界中で経済的に非常に苦しい時代であります。そういった中で、私たちのように自由にレコーディングできるオーケストラというのは、他にはないでしょう。ですから、私たちに信頼を寄せてくれるEMIに心からお礼を申し上げたいのです」と感謝の意をあらわした。

 ジョーンズ副社長は、一連のリリース計画について、「EMIとベルリン・フィルの録音契約が5年延長され、今、ラトル氏と、さらに今後のリリース計画について話をしているところです。私の期待としましては、『くるみ割り人形』や『マーラー第1番』などを録音できればと思っております。レコード会社としましては、オーケストラが自分たちの喜びのために録音するということを重要と考え、パートナーシップを大切にしていきたいと思っております。

 皆さまご存知のとおり今、世界的な不況の中にあって、レコード業界も非常に苦しい時期を迎えています。しかし、そういった中でも、私たちは、オーケストラが真に伝えたいメッセージが伝わる高品質なものの制作を支援し、高音質『HQCD』でのリリースもそうした考えのひとつであり、音楽の世界に貢献できればと考えています」と語った。

デジタル・コンサート・ホール開始へ

 CDリリース以外の計画として、ベルリン・フィルは、09年から高画質・高音質のコンサート映像配信「デジタル・コンサート・ホール」(有料サービス)をスタートさせる。ハイビジョン撮影したベルリン・フィルの全ての演奏会を、ベルリン・フィルの公式サイト( www.berliner-philharmoniker.de )を通じて、世界中に配信するというもの。演奏会だけでなく、インタビューやアーカイブも提供する。演奏会の他に、ワークショップ等を通じて若者にクラシック音楽に親しんでもらうための教育プロジェクト「フューチャー@ベルリン・フィル」を実施する。さらに、映画「ベルリン・フィルと子供たち」など、ベルリン・フィルの“今”を多面的に、リアルタイムに体験できるコンテンツを提供していく。

 このプロジェクトについて、ベルリン・フィル・メディア担当のパユ氏は「実現には法律的に難しいことも色々とありましたが、EMIとのパートナーシップがあって可能となりました。また、『音楽の未来』というものを考えることが問題を乗り越えることを可能としました。ベルリン・フィルのすばらしいレパートリーをできる限り高い技術でお届けすることが重要と考え、ハイビジョン、サラウンドにしています」と説明した。

 サービス開始は09年初頭を予定しているという。

【HQCD 10タイトル】(10月22日発売)
・「マーラー:交響曲第9番ニ長調」(2枚組)
・「ムソルグスキー:展覧会の絵」
・「ホルスト:『惑星』(冥王星付き)」(2枚組)
・「シューベルト:交響曲第9番『ザ・グレイト』」
・「R・シュトラウス:交響詩『英雄の生涯』」(2枚組)
・「ドビュッシー:交響詩『海』/牧神の午後への前奏曲」
・「オルフ:カルミナ・ブラーナ」
・「マーラー:交響曲第5番」
・「マーラー:交響曲第10番」
・「リスト/ファウスト交響曲」

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