日活「チェ 28歳の革命」「チェ 39歳 別れの手紙」6/12発売

　日活は、「チェ 28歳の革命」「チェ 39歳 別れの手紙」のセルDVDを、6月12日(金)に同時リリースする。

　本作は、革命家チェ・ゲバラの「生」と「死」を描く、世紀のスペクタクル映画2部作。「28歳の革命」では、ゲバラがキューバ革命を成し遂げるまでのドラマが、「39歳 別れの手紙」では、キューバ革命後、南米大陸の自由を目指し新たな戦いに身を投じるゲバラの姿が描かれる。2009年正月映画第2弾として2作品連続公開され、興収ランキングトップ10に同時ランクインするヒットとなった。

　同社映像事業本部の丸山慶太プロデューサーは劇場公開時について、「社会人を中心に、幅広い層を動員することができました。また、女性客も想像以上にいらっしゃって、男女比は6:4とバランスの良い興行でした」と話す。作品の評価に関しては「ゲバラを美化することなく、ありのままの人物像に迫っているため、ゲバラファンからも好感度が高かったようです。本作は色々な見方ができるようで、2部作のどちらが面白かったか意見が分かれる点も興味深いです」という。

　DVDは、「28歳の革命」を5月8日に先行レンタルリリース。続いて、6月12日に「39歳 別れの手紙」をレンタル開始、セルも同時発売する。セル商品は単品発売を行わず、2部作がセットになった「コレクターズ・エディション」(税込8925円)と「ダブルパック」(税込6825円)の2種類をリリース。初回限定生産の「コレクターズ・エディション」には、ベニチオ・デル・トロ、スティーヴン・ソダーバーグ監督の来日映像など80分にも及ぶ映像特典を収録。さらに、ゲバラに関する著書を数多く執筆している戸井十月が担当した豪華ブックレットも封入されている。

　丸山氏は本作について、「私利私欲にとらわれず、民衆のために命を投げ出した信念の男の物語。強い意志さえあれば何でもできることを教えてくれる映画です。ゲバラファンはもちろん、若い人たちにも観てもらいたい」とアピール。ブルーレイ・ディスクはソニー・ピクチャーズ エンタテインメントより6月12日にリリースされる。