第34回東京国際映画祭(TIFF)が30日、開幕された。開幕初日を以下の通りレポートする。
●日比谷エリアをジャックするTIFF
六本木から、日比谷エリア(有楽町・銀座)に移ってきたTIFF。開催前から日比谷エリアの街頭にはフラッグや、作品ポスターを掲出したボードなどが姿を見せ、街をジャックするかのようにフェスティバル感を演出していった。周辺を観察してみると、それらを目にして、足を止める一般の人たちが多くいた。平日には出勤前後の人たちをはじめ、遊びに来た若者たちが目立った。休日にはショッピング中の夫婦連れや親子連れたちが実際に足を止め、会話のネタにし、談笑する姿が多数見受けられた。こうした一般の人たちを巻き込みながら、今後いかに、この街の秋の恒例イベントになることができるか、大いに注目されている。