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WEBプロモーション事業に参入で人材募集/ニッポンプランニングセンター 大柳社長、植田取締役に聞く

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WEBプロモーション事業に参入で人材募集/ニッポンプランニングセンター 大柳社長、植田取締役に聞く

2015年12月09日

NPCインタビュー.jpg


 ポニーキャニオンの完全子会社で、デザイン事業を営むニッポンプランニングセンター(NPC)が、近年新規事業開拓を推し進めている。これまではDVDやCDなどのパッケージデザイン関連が主力だったが、5年前にWEBデザイン室を立ち上げ、ホームページ制作なども手掛けるようになった。さらに、今後は劇場映画のWEBプロモーション事業にも参入するべく準備を進めている。

 また、『進撃の巨人』をはじめとしたポニーキャニオンのアニメーション事業強化に伴い、そのビジネスをフルサポートする体制も整えていく。これらの事業を支えるべく、デザイナーのコーディネート業務に着手しており、所属クリエイターに留まらず、外部のクリエイターとも連携を強め、デザイン・コーディネート会社としての機能もさらに充実化を図っている。

 そして、このほど人材募集も開始(詳細はコチラ)。その意図と事業拡大の経緯について、大柳英樹代表取締役社長(写真右)と、植田龍太郎取締役(同左)に聞いた――。



フジサンケイグループのデザイン会社

――はじめに、NPCのこれまでの事業展開を伺えますか。

大柳 もともと、ポニー、キャニオンレコード、ニッポン放送が1971年に設立した会社で、レコードジャケットを作るところが出発点です。以来、ポニー、キャニオンレコード、そして両社が合併したポニーキャニオンのパッケージ関連の仕事を中心にやってきました。フジテレビのロゴ、シンボルマークの策定も当社の仕事です。ある時期はフジサンケイグループの各社から仕事を頂いたり、ある時期はポニーキャニオンの仕事がほとんどだったり、時代によって波があったのですが、DVDのブームが起きてからは映像関連の仕事が急増し、パッケージデザインだけでなく、関連する印刷や特典、販促物や広告を作ったり、パッケージまわりの様々な制作をしてきました。

――一方で、2010年にWEBデザイン室を立ち上げるなど、徐々にパッケージ以外のビジネスにも着手していますね。

大柳 宣伝をする上で公式サイトを作る必要が出てきて、その関連の仕事が増えてきた段階でWEBデザイン室を立ち上げました。グラフィックデザインは基本的に今まで紙ベースだったので、新たにWEBに強い人材を加えてスタートしました。

――例えばどんなサイト制作を手掛けましたか。

大柳 アーティストやタレント、事務所の公式HPはもちろん、関西テレビさんの公式サイト制作を定期的に請け負ったり、映画では『エクスペンダブルズ』や『ジョン・ウィック』など数作品をここ数年で制作しました。


WEBプロモーション事業に参入

大柳氏

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――そんな中、今度はWEBプロモーション事業を立ち上げるということですが、これはどういう意図がありますか

大柳 ご存じの通り、DVDなどエンタメのパッケージの売上が落ちていく一方で、映画の興行は好調に推移しています。映画はたくさんの人が同時に一つのコンテンツを観る「イベント」であり、今後はライブイベントもビジネスとして期待できます。そこで、我々も映画の仕事を積極的にやっていこうと思っています。そんな時、ある大手の映画会社から、「(WEBサイトの構築だけでなく)SNSまでWEBプロモーションをトータルでやってほしい」とオーダーがあったのです。それがきっかけで、映画業界におけるWEBプロモーションについてリサーチしたところ、今後も可能性のある市場だと判断しました。

植田 映画WEB関連の宣伝費は年々増加傾向にありますが、一説によれば広告費含め年間100億円を超えて、インターナショナルではWEBに最低でも(全ての宣伝費のうち)3割以上をかけるようになっているとも聞きます。日本でも将来的にいまの倍以上のニーズになる可能性があると見ています。しかし、広告、プロモーションツールとも、WEB業務はますます多岐にわたり細分化され、より専門家する一方、かつてのパブリシティとは一線を画した新しい業務領域となり、アウトソースするケースが目立ちます。なにより需要の高まりに比べ、圧倒的に人的供給数が不足していて、配給会社さんがスタッフの確保に苦慮されている、という話をよくお聞きします。まだ歴史の浅い分野でもありますし、ポニーキャニオンのPRパワーと我々の長く培ってきたクリエイティビティで、参入して業界のお役にたてる余地は大いにあると判断しました。ホームページ制作の実績もありますし、そこを基軸にWEBプロモーションをやれるチームを編成しようと。今回の人材募集はそれが理由です。

大柳 現在は、WEBサイトの制作だけでは十分ではありません。有効なSNSとも連動させて、なるべく早くプロモーション的に有効な情報を出していくこともトータル的にやらなければ意味がなくなってきています。フェイスブックやツイッター、インスタグラムもやりつつ、HPも連動させていく形です。そこにはライティングの能力も必要であり、ものを書ける技術、プロモーション的なセンスに長けた人をスタッフとして迎え入れていきたいのが主旨です。

植田氏

植田取締役.jpg
植田 WEBのプロモーションが、パソコン、ホームページから完全にスマホベースになっています。あとは現在主流になっているのはバズ動画。それとSNSでの複合的プロモーション。高いネットリテラシーで、この3つに特化した形でやれるようなチームを作ろうと思っています。

大柳 一人プロモーションの経験者の入社が決まったので、その人が後輩を育てるというコンセプトでスタッフを募集します。

植田 本件立ち上げに際し、配給会社さんや宣伝会社さん、またリアルのパブリシティ会社さんから多数ご助言頂き、各社様との協業あっての事業展開と考えています。また、ここを糸口に映画産業に参入し、本来のリソースである映画大元のデザイン、クリエイティブを活かしたり、DVDパッケージのデザインや印刷、映画のパンフ制作など、元来のリソースに還元できるきっかけにもなると思うので、この事業は力を入れてやっていきます。先ほどの経験者1人と、制作スタッフが5人おり、そこに新たに2人を募集し、総勢8人のチームを考えています。


アニメ事業をフルサポート

――WEBプロモーション事業で募集する2人とは別に、アニメーション事業にかかわる業務でも2人を募集しています。

植田 ポニーキャニオンのアニメ事業は、パッケージビジネスに限らず360度ビジネスを展開しています。劇場公開やその周りのイベント開催、グッズ制作であったり、海外進出も含めて、権利運用を徹底的にやっていく姿勢です。NPCもそれらをフルサポートするために人を募集します。ポニーキャニオンから「こういうことをやりたいけど、どう思う?」という問いがあった時に、応えられるような企画・コーディネーションをできるスタッフを求めています。 (次のページにつづく)

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