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「死んだ目をした少年」完成、2月21日公開
原作者・古泉智浩氏と加納隼監督の対談が実現!

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「死んだ目をした少年」完成、2月21日公開
原作者・古泉智浩氏と加納隼監督の対談が実現!

2015年02月04日
原作者の古泉智浩氏(左)と加納隼監督(右)


 次世代の日本映画界を担う新しい才能を応援しようという企画趣旨に各社が賛同して製作された『死んだ目をした少年』が、昨年8月の栃木県足利市での撮影、9月からの仕上げ作業を経て、今年1月に完成した。2月21日(土)より、東京のテアトル新宿で独占レイトショー公開される。
 公開を前に、完成した映画を観た原作者の古泉智浩氏と加納隼監督の対談が実現。古泉氏は、「オレが原作なので、冷静に見れてはいないと思うのだが、年間300本ほぼ毎日映画を見ている者として、かなりの傑作なのではないだろうか」と絶賛。年齢はひと回り以上違えど、同じような思春期を過ごしたもの同士!? そしてクリエイター同士として、世代を超えた話題が繰り出されるオモシロ対談となった。






 作品は、独特のタッチとストーリー展開で根強いファンを持ち、過去に「青春☆金属バット」「ライフ・イズ・デッド」も実写映画化されている、人気漫画家・古泉智浩氏の同名コミック(青林工藝舎刊)を、原作にほれ込んだ期待の若手監督・加納隼を起用して実写映画化したもの。淡々と過ぎていく毎日の中で、生きる意味を見出せないでいた思春期の少年の成長を描く、切ないけれど、なんだか可笑しい新世代のヘンテコ青春エンタテインメントだ。

 加納監督は2013年、オムニバス映画『ヒカリエイガ』の一篇『So-Far』を監督し高い評価を得た、29 歳の新しい才能。東放学園映画専門学校出身で、短編映画『StrawberryMan』(06年)が東京シネシティフェスティバル監督賞を受賞。08年には中編映画『星と銀河の宇宙と君と』を監督。09年に自身初となるドキュメンタリー映画『Souda Kyouto He Ikou』が第31回PFFアワードに入選。卒業後は映画のメイキングをはじめ、幅広いジャンルの映像制作に携わり、12年に短編映画『BUBBLES』も手掛けるなど、今後の活躍が期待されている。




古泉マンガは映像的だ!



  古泉氏は、「恥ずかしいので自分の描いたマンガを読み返す事はないんですけど、単行本が出たのが2005年だから、ちょうど10年前に描いたマンガを10年経ってこんな素晴らしい映画にしてもらえるなんて、とても感激しました。10年前はヤンキーを死ぬほど憎たらしいと思っていたんです。今46歳になって実際若い人達が演じているのを見るとヤンキーもかわいらしく思えてきちゃって(笑)」と切り出し、「(原作では)ブラックデスパイダーマン(映画ではブラックデスボーイ)がアニメになってペラペラなのに、すごく強いというのがメチャクチャ面白かったです」と感想を述べた。
 主人公の中学生・犬田の妄想の中に現れるヒーロー、ブラックデスボーイは、映画では着ぐるみではなく、加納監督自身が描き直し、アニメ、CG、音楽を駆使して作り上げられた登場シーンは必見。

 脚色も手がけた加納監督は、「古泉さんのマンガの空気感がいいなと思って、どのマンガよりすごくリアリティがあるんです。僕が生きてきた青春って、こういうことなんだよなと思って、だから古泉さんのマンガが好きなんだと。古泉さんのマンガを見ると、映像的と思うんです」と、初長編映画の原作に古泉マンガを選んだ理由を明かした。
 さらに、お互いの中学生時代のこと、古泉氏が原作を描いた当時の心境や境遇、加納監督が映画作りをはじめた経緯、古泉氏も自主映画を制作していることや、マンガと映画の違いや似ているところ、キャラクターの誕生秘話などが語られ話は尽きることがなかった。

 古泉氏は「全国の"死んだ目をした少年"たちに、勇気がもたらされるといいですね」とし、加納監督は「犬田自身は、さほど自分から何かしたというわけではないんですけど、何か一歩を踏み出していると思うんです」と語った。

 なおこの対談は、原作本の出版社である青林工藝舎が発行する漫画雑誌「アックス」最新号(2月23日発売)に、映画『死んだ目をした少年』公開記念特集として掲載されるので必読となりそうだ。公開に合わせて原作本が新装版で発売される。


期待の若手キャスト競演、主題歌はCharisma.com



 主人公・犬田を、『からっぽ』(13年)や『告白』(10年)での演技で話題を呼んだ清水尚弥、犬田に思いを寄せながらもいじめてしまう同級生・強美を新人の紗都希が演じたほか、福井成明、福田航也、西井雅、後藤和歌菜、櫻井圭登、尾形駿一、葉山奨之、野沢大悟といった、これからの活躍が期待される若手キャストが競演。また、テレビや舞台でも活躍する高樹マリアが重要な役どころで出演している。他に、結城貴史、小池友理香、テイ・ウォン、松岡哲永、好川しほ、谷口裕香、町田一則。
 さらに、主題歌「とんがりヤング」を人気急上昇中のエレクトロラップユニット、Charisma.comが書き下ろしで提供。音楽を三池崇史監督作品を数多く手がけている遠藤浩二が担当したのも話題となっている。


新しい才能応援の企画趣旨に各社、足利市が賛同


 本作は、これからの映画界を担う新しい才能の発掘と育成、多様性のある日本映画を改めて生み出していくことが映画業界の活性化につながると考え、若手のスタッフ・キャストによる、挑戦的で、意欲的な新しい「映画」を目指して製作された。製作は、スクラムトライ、文化通信エンターテインメント、TCエンタテインメント、マイシアター、WIND、TBSサービス、RSKパートナーズの7社。企画開発は文化通信エンターテインメント。制作プロダクションはソウルエイジ。配給は「死んだ目をした少年」製作委員会。



 また、昨年8月の撮影は、栃木県の足利の強力なバックアップを得て行われた。昨年、足利市の政策推進部には映像のまち推進課が誕生し、ロケ地の選定や交渉、撮影後のフォローなど親身に対応。さらに、足利市の企業ワールドステイ/幸昌コンサルティング/豊岡福祉会は、宿泊場所や食事を協賛。栃木県産業労働観光部観光交流課フィルムコミッション担当ほか、市内の店舗や市民らが積極的に協力した。加納監督の母校である東放学園映画専門学校も撮影機材や人材を提供した。



 スタッフは、共同脚色:三浦賢太郎│撮影:金芳明│照明:小林暁│録音:宋晋瑞│助監督:伊藤拓也│効果:小山秀雄│美術:山王堂史恵│衣裳・ヘアメイク:平林純子│VFX技術:徳永修久│ラインプロデューサー:犬童一利│製作担当:山内遊│宣伝プロデューサー:山中羽衣│エグゼクティブプロデューサー:前田紘孝│企画プロデューサー:和田隆│プロデューサー:永田守│共同プロデューサー:川口真史 林修平 大澤渡 松尾大輔│アソシエイトプロデューサー:吉岡宏城 増田英明 遠藤学 小川貢一。


公式サイト:http://shindame.com/
© 2015映画「死んだ目をした少年」製作委員会




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