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エプソムはジャスタ、マーメイドはラトゥナ (vol.27)

平池記者の「競馬ときどき映画」

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エプソムはジャスタ、マーメイドはラトゥナ (vol.27)

2013年06月07日

 宝塚記念を残していますが、結局春のGⅠは全敗…。特にヴィクトリアマイルでホエールキャプチャ(2着)を迷った末に消したのが痛手でした。

 なんとか夏の競馬で盛り返したいところ。今週はエプソムカップとマーメイドステークスで一攫千金を狙います。

 まずはエプソムC。頭数は少ないですが、なかなか好メンバーが揃った印象。本命はジャスタウェイとします。

 信じられないよう強さを発揮する時もあれば、よくわからん惨敗もけっこうあり、ちょっと馬券の買い時が難しいタイプの馬。今年は3回走って1、1、2番人気といずれも高い支持を得ながら、3、5、8着と期待を裏切っています。

 今回は惨敗続きに加え、3月以来、3ヵ月の休み明け。人気もガクッと落ちるでしょう。しかし、ここが狙い目だと見ます。

 まず、今回は陣営が強気。須貝調教師が「今までのジャスタとは違う」と、絶好調をアピールしています。休んで立て直した効果が大きいようです。データもあと押しします。このレースは過去10年間で、4歳馬が6勝と圧倒的。しかも福永騎手は3年連続連対中(1、1、2着)。ジャスタウェイはドンピシャです。

 ジャスタウェイ自身、1600~1800mに良績が集中しており、昨年の毎日王冠(エプソムCと同じ東京1800m)では12番人気ながらアッと驚く2着に激走。続く天皇賞でも6着に頑張り、地力の高さを示しました。

 福永騎手との相性の良さもあります。福永騎手が手綱を取った時のジャスタウェイの成績は(2、1、0、1)。それ以外は(0、1、1、6)。もうラブラブじゃないですか~。わざわざ福永騎手が東京に乗りに行っていることも、勝負気配を感じます。

 ちょっと気持ち悪いくらい条件が揃ったジャスタウェイ。外枠はマイナスですが、まず連(2着)は確保してくれると思います。


 続いてマーメイドS。毎年、こんなに予想が難しいレースはほかにないってぐらい荒れますね。500万下しか勝ち鞍がない馬が、GⅠ級の実力馬に勝っちゃったりするから困ったものです。

 でもまあ、今回は正直アロマティコが強い気がします。調子が良さそうですし、実力的にはダントツ。あっさり勝っちゃうと思います。しかしたぶん1番人気(しかも圧倒的)なので馬券が面白くない。

 というわけで、思い切って大穴を狙います。「牝馬は格より調子」という格言がありますが、特に暑くなってきたこの時期はその信憑性が高い気がします。というわけで調子重視!

 エイシンラトゥナを推します。おそらく10番人気以下。しかし調教は相当凄かった模様で、調子に関しては問題なし。もともと昨年の夏にデビューして2連勝した馬で、この時期が良いのではないでしょうか。

 今回は酒井学騎手を起用しています。まあ、49kgで乗れる騎手が多くないこともあると思いますが、「逃げ」の戦法で一発のある酒井騎手が乗るあたり、陣営は逃げたい意向なのでしょう。しかも最内枠に入ったので、モマれないためにも行くしかないと思います。同型のアグネスワルツの出方が気になりますが、アグネス陣営は「ハナとは決めつけず」と話しているので、おそらく2番手に控えると見ます。

 エイシンは近走パッとしないですが、前走(15着)はダートで参考外。同じく大敗(16着)した阪神JFは外枠から流れに乗れず。一方、内でスムーズな競馬ができた時は、1、1、4、7着とまずまずの成績を残しています。

 もともと、それほどテンは速くないタイプ。もしかしたらこれまで走っていた1400m~1600mよりも、2000mの方が合っているかもしれません。

 軽量、騎手乗り替わり、初中距離、得意?の夏、逃げ、の5つの条件で、なんとか1発を期待します。



平池アイコン(サイト用).gif平池由典(ひらいけ・よしのり) 映画部記者 兼 サイト事業部所属
 映画・DVDの取材を担当しています。“宇宙人が攻めてくる系”映画が大好物。趣味は競馬と映画鑑賞。当コーナーでは、競馬と映画を中心に自由につぶやいていきますので、良かったらご覧ください。

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