ちょっと前に年が明けたと思っていたら、いつの間にかもうすぐ3月ですね。というわけで今日のブログでは、今年3月に公開の主な春休み映画をご紹介したいと思います。
まずはファミリー向け映画から。今年は例年にも増してアニメが激戦です。
春休み映画の王者『映画ドラえもん のび太のひみつ道具博物館(ミュージアム)』は3月9日公開。今回はドラえもんの大事な首の鈴が盗まれたことから冒険が始まります。一般応募から選ばれた18作品のアイテムも登場するとか。ひみつアイテムに焦点を当てた物語はなかなか興味深いです。
こちらも定番『映画 プリキュアオールスターズ NewStage2 こころのともだち』は3月16日公開。全プリキュアが登場する「オールスターズ」シリーズの最新作。今回は総勢32名のプリキュアとなりました。もう学校の1クラスが作れますね。今回は「イジメ」がテーマだそうです。
もしかしてとんでないヒットになるんじゃないかと密かに期待しているのが、洋アニメ『シュガー・ラッシュ』。人気ゲームの悪役が主人公というユニークな設定で、予告編を観ただけでウキウキ。「スーパーマリオ」のクッパも登場するそうです。3月23日公開。
同じく、すごいヒットになりそうな予感が『DRAGONBALL Z 神と神』。ご存じドラゴンボールの17年ぶりの劇場版アニメ。少年たちはもちろん、ドラゴンボールにはまった20~40代も必見でしょう。主要キャラはもちろん、ピラフ一味など懐かしいも顔を勢揃いする、お祭りムービーになるそうです。3月30日公開。
某ホラー映画と一瞬見まがうタイトルの『パラノーマン ブライス・ホローの謎』は3月29日公開。『コララインとボタンの魔女』のチームによる3Dストップモーションアニメです。アカデミー賞の長編アニメ部門にもノミネートされている作品。
続いて実写の洋画にいきます。
我らがクエンティン・タランティーノ監督の最新作『ジャンゴ 繋がれざる者』は3月1日公開。アメリカではタランティーノ監督作品史上最高のヒットを飛ばした作品。ディカプリオの悪役をはじめ、『イングロリアス・バスターズ』以来大作への出演が相次いでいクリストフ・ヴァルツ、そして『Ray レイ』のジェイミー・フォックスによる共演が見物の西部劇。
この人が主演ならまず心配なし、安心マークのデンゼル・ワシントン主演『フライト』も同じく3月1日公開。奇跡的な着陸で大勢の命を救った機長から、アルコールが検出された。偉いのかアカンのか。どっちなの!? ひっくり返って飛んでいる飛行機の予告編はすごいインパクトです。
『死霊のはらわた』『スペル』・・・というより『スパイダーマン』のサム・ライミ監督によるファンタジー映画『オズ はじまりの戦い』は3月8日公開。あの「オズ」をディズニーが映画化。爪で机を「キキキ~」とひっかく予告編はゾゾゾッとしました。
予告編観てもよくわからん!と言いたくなるのが『クラウド アトラス』。6つの時代と場所、6つの人生を生きる男が主人公。19世紀から24世紀を股にかけて、魂の成長を描くそうです。「考えるな、感じろ」ってな感じでしょうか。名優トム・ハンクス主演、『マトリックス』シリーズのウォシャウスキー姉弟が監督を務めた作品。
「ジャックと豆の木」を3D映画化した『ジャックと天空の巨人』は3月22日公開。原作は巨人から間一髪で逃げ切りましたが、この作品では次々とその巨人が落ちてくるそうです。えらいこっちゃ!高低差1万メートルの攻防は3Dの威力を存分に発揮することでしょう。ブライアン・シンガー監督作品。
ロシア文学の最高峰、文豪トルストイの傑作を映画化した『アンナ・カレーニナ』は3月29日公開。キーラ・ナイトレイの深紅のドレス姿が印象的なビジュアルですよね。共演はジュード・ロウ。『プライドと偏見』『つぐない』のジョー・ライト監督作品です。
最後は邦画にいきます。
東野圭吾の原作を、嵐の二宮和也主演、『るろうに剣心』の大友啓史監督で映画化した『プラチナデータ』は3月16日公開。最先端のDNA捜査により、検挙率100%、冤罪率0%の社会が訪れようとしていた時、警察庁の天才科学者で数々の難事件を解決してきた主人公が、担当した事件でまさかの「自分」が犯人として追われるハメに。えらいこっちゃ!
山田洋次監督とタッグを組んできた平松恵美子監督による『ひまわりと子犬の7日間』は3月16日公開。子犬を守ろうとする母犬、その母子犬を守ろうとする父親、その父親を応援する家族、彼らの姿に心を動かされる周囲の人々…絆が次々と結ばれていく様子を描き出すヒューマンドラマ。実話です。
特殊ガスを吸わされて、子供になってしまった刑事が主人公の『コドモ警察』は3月20日公開。主人公は鈴木福君。もう予告編から笑ってしまいますが、数々の刑事ものにオマージュを捧げるシーンもあるとか。今から楽しみです。
人気ドラマ「相棒」の新作『相棒シリーズ X DAY』は3月23日公開。そりが合わないサイバー犯罪捜査官と捜査一課刑事のコンビが、国家を揺るがす陰謀に挑む。この作品は試写で観ましたが面白かったです。2人が終始いがみ合いながらも、少しずつ認め合って協力していく姿が、定石ながらもしびれます。
ウッチャンが監督を務めた『ボクたちの交換日記』は3月23日公開。ピュアで残酷なお笑いの舞台裏を描く青春の物語。伊藤淳史、小出恵介、長澤まさみなど豪華俳優が共演。主題歌はファンモンが務めます。
「五体不満足」の著者である乙武洋匡の、3年間に渡る小学校教師としての実体験を映画化した『だいじょうぶ3組』は3月23日公開。国分太一、乙武洋匡が先生役で共演。監督は『余命1ヶ月の花嫁』の廣木隆一。撮影本番まで先生と生徒の顔合わせはなかったそうで、劇中の子どもたちの驚きや戸惑いの表情は本物のようです。
以上、ざっとでしたが3月公開の主な映画をご紹介しました。ほかにも、2月から『ダイ・ハード/ラスト・デイ』、『ゼロ・ダーク・サーティ』、『草原の椅子』あたりが公開されているので、春休みにも楽しめるでしょう。
ミニシアター系からは、個人的には『ザ・マスター』が気になっています。