東映の中村 洋さん(62歳/東京撮影所マネージメント部長代理・特別嘱託)が、年内で同社を退社する。
中村さんは来年1月1日付で芸能事務所「株式会社オフィス27」(本社:東京都港区赤坂2-13-17 シントミ赤坂第二ビル3F)を設立し、また赤坂にあるライブハウス・カンティーナの経営も手掛けることになった。
中村さんは、もともと歌手・菅原洋一さんの友人のピアニスト・篠崎哲也氏の紹介で芸能事務所「(株)小澤音楽事務所」に入社、波瀾万丈の社会人生活をスタートさせた。
その後、映画俳優の小林旭さんのマネージメントを務め、業界でもその名が知れ渡たり、1994年(平成6年)東映(株)にスカウトされた。
「事業推進部俳優センター室長」として、同センターに所属する渡瀬恒彦らタレントのマネージメントを手掛けて来た。
一昨年7月で定年を迎え、特別嘱託として在籍していたが、心機一転、第3の人生を歩むことになった。
新会社「オフィス27」には、東映の「俳優マネージメント部」から俳優の宮内洋さんと誠直也さんの二人が移籍する他、若原瞳さん、一木恵里花さん、Ayullさんらが所属することが決まっている。
他に、大物TVプロデューサー・石井ふく子さんの紹介によるタレントも検討されている。
中村さんは現在、渡哲也と渡瀬恒彦の兄弟二人が共演するTBSの開局60周年ドラマ『帰郷』(制作:ニューウェーブ/12月23日放送予定)の企画・プロデューサーを手掛けている。中村さんの第3の人生の船出にあたり、『帰郷』の高視聴率を期待したいものである。
(代表取締役社長:指田 洋)