シナリオ・センターが、東日本大震災の被災地支援活動「20枚シナリオ募金」を4月1日より始めている。受講生の創作意欲を復興につなげようという、エンタメ教育業界でも画期的な試みだ。
「20枚シナリオ募金」は、ゼミで受講生から20枚シナリオを提出されるごとに100円の募金をスクール側が負担して行うというもの。受講生が書けば書くほどに被災地支援につながるという仕組みになっている。4月の1カ月間で提出された20枚シナリオは926本で、9万2600円が募金に回された。
この活動には、過去41年にわたり500名以上のシナリオ・ライターを輩出してきたシナリオ・センターならではの強い思いが込められている。小林幸恵代表は「どんな時でも、創造の芽を絶やしてはいけない」と力を込める。活動は2013年3月末まで長期にわたって続けられ、創作の力で被災地の復興を支援していく。
同スクールは、「20枚シナリオ募金」のほかにも、受講生や講師らによる募金をはじめ、SNS「フェイスブック」の活用など、様々な手法で義援金を募っている。3月14日~4月30日の間に合計29万3399円が集まり、日本赤十字社に寄付された。