【FREE】NHK紅白42・2%話題満載も前回下回る
2015年01月02日
★NHK紅白42・2%、話題満載も前回下回る(11時56分更新)
2014年12月31日大晦日「第65回NHK紅白歌合戦」の平均視聴率は、関東地区で後半(第2部)42・2%を記録し、前回44・5%、前々回42・5%を下回ったが、08年(第2部42・1%)から7年連続で40%を超えた。前半(第1部)は35・1%で、これも前回36・9%を下回った。
第2部は99年の50・8%を記録した以降、2000年から50%を割るようになり、04年にはワースト1位となる39・3%を記録するなど混迷が続いていた。この数年は11年41・6%以降、12年42・5%、13年44・5%と年々上昇していたが、今回14年は42・2%となった。
前回紅白で北島三郎が卒業するなど、近年「紅白」では出演歌手の世代交代が図られ、今回は大トリに松田聖子、嵐を大抜擢。横浜のライブ会場からの生中継で急遽登場したサザンの31年ぶり紅白出演や、NYからの生中継でこの数年芸能活動を休止していた中森明菜がゲスト歌手として12年ぶり紅白出演、また、中島みゆき、長渕剛らの登場が注目された。
また、近年の朝ドラ好調もあり、初司会を務めた吉高由里子の主演作「花子とアン」では、前年の「あまちゃん」同様にミニコント生中継など繰り広げたほか、劇中歌となった「愛の賛歌」を美輪明宏が熱唱。現在高視聴率を続ける「マッサン」ではNHKスタジオで主題歌を歌う中島みゆきを間近にした主演の玉山鉄二とシャーロット・ケイト・フォックスの2人が感涙の様子で聞き入り、歌の最後には中島みゆきとのスリーショットとなって注目された。
14年話題となったメガヒット映画「アナと雪の女王」の主題歌をMay.Jが歌ったのに続き、NYからの中継で神田沙也加とイディナ・メンゼルの熱唱が圧巻した。前半では子供に大人気の「妖怪ウォッチ」コーナーが展開された。
また、審査員には昨年3月32年の歴史に幕を閉じたフジ「笑っていいとも!」のMCを務めたタモリや、黒柳徹子らが登場した。
話題満載の「紅白」だったが、前回を超えられなかった。
※記事は取材時の情報に基づいて執筆したもので、現在では異なる場合があります。