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オールインE『表と裏』会見に遠藤、大東ら

【FREE】オールインE『表と裏』会見に遠藤、大東ら

2014年12月18日
左より大東、遠藤、赤井 左より大東、遠藤、赤井

 オールイン エンタテインメント配給『表と裏』の記者発表会が16日午後、東京・麹町セントラルビルで行われ、藤原健一監督、遠藤要、大東駿介、赤井英和が登壇。作品に対する想いを語った。

 同作は、遠藤と大東のダブル主演映画で、若手議員と若きヤクザが裏社会をのし上がり、日本国家を変えようと動く物語。製作はコンセプト・フィルム。15年3月14日(土)より公開。

藤原健一監督の話 オールイン エンタテインメントと企画の話を進めていくと、「政治とヤクザの話」に行き着いた。遠藤君とは以前流れた企画で一緒だったこともあり、いつか一緒にやりたいと思っていたので、企画が決まると一番に話を持ちかけた。その後はタイトル通り、(遠藤君が演じる)堂前の対になる郡司役のキャスティングに取り掛かり、大東君の名前が挙がった時に「びびっ!」と閃くものがあった。現在撮影は終了し、編集中。撮影スケジュール的にもかなりタイトな現場になったかと思うが、中身の良い作品に仕上がる予感がしている。

遠藤要の話 今回、若手議員役をやらせてもらった。しかし実際には議員の為に役作りをした訳ではなく、表と裏があり繊細でトラウマも持つ「堂前恭一という1人の人間」に向き合うことで役作りをした。とことん台本に向き合い、監督や役者と現場で演技の方向を話し合いながら決めていった。あまりやったことのない役で、題名通り「表と裏」のある役だった。だからこそやりがいのある役であったと感じている。

大東駿介の話 初めてヤクザ役をやらせてもらった。役作りの面で、例えば怖く見せる様に演技するだけだと薄っぺらな人物に見えてしまうのではないかと危惧していた。そこで、昔から現在に渡って、揺るぎない芯が画面から溢れ出る赤井さんの主演映画『どついたるねん』(89年)や『王手』(91年)などを参考にした。遠藤さんとは『クローズZERO』のシリーズで共演したことがあったが、今回の現場で改めて遠藤さんの役者としての態度が、芯が一切ぶれない人だと知ることが出来た。こういった役作りを通して芯のぶれない確固たるものを持った郡司恭平に出来上がったと思う。

赤井英和の話 人間には表と裏があり、様々な面があるものだと思う。腹の中で思っていて、企むことがあっても出さないようにする。そんな複雑な「鬼嶋」という人間を監督と相談しながら作った。監督は『表と裏』をシリーズ化する構想をお持ちのよう。まだ、次回作の台本を読んでいないが、この先どのように話が展開していくのか楽しみ。

※記事は取材時の情報に基づいて執筆したもので、現在では異なる場合があります。