クロックワークス配給『トリハダ‐劇場版2‐』(製作:2014『トリハダ‐劇場版2‐』製作委員会/制作プロダクション:ホリプロ)の舞台挨拶付き特別上映会が2日夜、東京のシネマサンシャイン池袋で行われ、キャストの石橋杏奈と足立梨花が登壇した。
本作は、カルト的な人気を誇ったオムニバス・ドラマ「トリハダ~夜ふかしのあなたにゾクッとする話を~」を映画化した『トリハダ劇場版』(12年)の第2弾(94分)。幽霊や超常現象ではなく、観る人に思わず “トリハダ” を立たせるような、上質なホラー映画。「トリハダ」には、(1)幽霊は出ない、(2)超常現象は起きない、(3)音楽で恐怖を煽らない、(4)過度な演出はしない、そして(5)日常から逸脱しない、という五箇条がある。
今回、新たなヒロインを演じた石橋は、落合正幸、辻仁成、若松孝二、山下敦弘、蜷川実花といった錚々たる監督に起用され、「毎週出演映画が公開される」と話題を集めている注目の若手女優。「トリハダ」シリーズには、「トリハダ5」第3話で初起用され、前作の劇場版ではエピソード「自身に降り掛かった悪夢と結末の相違」で、いつの間にか受け取ったメモにあるメッセージに怯えるOLを演じた。劇場版最新作では、自分のポストに届いた、他人宛のラブレターに興味を持ち、つい開けてしまったことから想像を絶する恐怖に晒されるヒロインを演じる。「気持ちの流れを考えて現場に入りましたが、細かい感情の変化を演じるのは難しかったです。いろんなストーリーが入っていて、一つ一つトリハダが立つ話なので、みんなにゾクッとして欲しい」とアピールした。
足立に加え、佐津川愛美、入来茉里、大島麻衣、優希美青、白石隼也、前田公輝というフレッシュな顔ぶれが共演。何の関連もないオムニバスに見えるショートストーリーが、実は複雑に連鎖し、全てのパズルがはまった時、背筋も凍る新たな恐怖が観客を待ち受ける。監督は三木康一郎。脚本は三木監督、ブラジリィー・アン・山田、八代丈寛、松本哲也が手掛けた。
製作は堀義貴/藤本款。エグゼクティブ・プロデューサーは津嶋敬介/原口陽平。プロデュースは藤原努。プロデューサーは小坂智尚。9月20日(土)よりシネマサンシャイン池袋他にて全国順次ロードショー。