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『リアリティ~』公開でホドロフスキー会見

【FREE】『リアリティ~』公開でホドロフスキー会見

2014年04月26日
アレハンドロ・ホドロフスキー監督 アレハンドロ・ホドロフスキー監督

 23年ぶりの新作『リアリティのダンス』のプロモーションでアレハンドロ・ホドロフスキー監督が来日。24日、東京・新橋のスペースFS汐留で行われた記者会見に出席した。

 監督ははじめに、前作『ザ・レインボー・シーフ』(日本未公開)からなぜ23年もかかったのかという質問に対し「映画として言うべきことがなかった」ときっぱり。「言いたい事もないのにファストフードのハンバーガーのように毎年新作を作る監督と私は違う。映画を作っていなかった間も、詩やコミック、サイコマジック(監督が提唱する独自の心理セラピー)の発明などで創造することを止めなかった」と答えた。

 同作は、生まれ故郷チリの田舎町を舞台に、若きホドロフスキー少年と両親との関係を描く自伝的な作品。監督は「これまで私は物語を語ってきた。しかし、今回は自分の人生を語ろうと思った。もし自分の人生が本物であれば、それぞれの人がそれぞれの人生を語ることができる」と、同作が多くの観客と共有できる普遍的なストーリーであることを述べた。

 また、次回作については「次はパーソナルでないアクション作品『フアン・ソロ』を作りたい」と語った。『リアリティのダンス』は7月12日(土)より新宿シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ有楽町、渋谷アップリンクほか全国順次公開。配給はアップリンク+パルコ。

※記事は取材時の情報に基づいて執筆したもので、現在では異なる場合があります。