クロックワークス配給『愛の渦』の舞台挨拶付完成披露試写会が18日、東京のヒューマントラストシネマ渋谷で実施され、キャストの池松壮亮、門脇麦、滝藤賢一、三津谷葉子、中村映里子、赤澤ムック(旧芸名:赤澤セリ)、柄本時生、信江勇、そして三浦大輔監督が登壇した。
乱交パーティでの一晩という過激な設定、着衣時間は本編中18分半と、日本映画史上最もハダカなドラマでありながら、性欲に振りまわされる人間の滑稽さ、切なさ、人間の本質を描き出した本作。その骨格は非常に映画的で、男女ともに楽しめる作品として話題になっており、公開前のマスコミ試写では連日満席と注目の高さがうかがえる。登壇者それぞれが撮影の裏話や見どころなどを語り、最後には劇中衣装ともいえる巨大なバスタオルが登場してのフォトセッションを行いイベントは大いに盛り上がった。3月1日(土)よりテアトル新宿他にて公開。
▼三浦大輔監督 乱交と聞くととっつきにくくて苦手な人もいるかもしれないけど、多くの人に観ていただきたく、エンターテインメントな作品にしています。エロくもグロくも、過激でもないと思っていただけると思います。誰もが持っているスケベ心を描いているので笑えると思うし、コメディなんです。デートムービーだとも思っているので、抵抗がある人にも勧めてもらって多くの人に観ていただき、映画界にちょっとでも爪跡を残せればと思います。
▼池松壮亮 見どころ…そうですね卑猥なことしか浮かんでこないです。ここにいる皆さんは18歳以上ということで、女性陣の体でしょうか(笑)。
▼門脇麦 私は本当に乱交パーティに参加しているかのような気持ちになりました。演じている人たちのドキュメンタリーみたいなところもあって、次第にむき出しになっていく感じが。
(写真は、左より滝藤、赤澤、三津谷、池松、門脇、中村、柄本、信江、三浦監督)