日本クラウン創立50周年記念・クラウン歌謡学院「歌謡フェスティバル」決勝大会が17日、東京・新橋のヤクルトホールで開催された。
クラウン歌謡学院は、全国の音楽教室、カラオケサークルが集まる全国規模のカラオケ愛好家団体として、旗揚げから13年を経過、現在約250のサークルが加盟し、会員も5000名を突破している。
当日の出場者は、8月4日北海道から10月13日広島までの計13カ所で開催された「歌謡フェスティバル」での優秀賞受賞者の中からエントリーした「プラチナの部」(66歳以上)40名、「ゴールドの部」(65才以下)48名の計88名。
ゲスト歌手として、鳥羽一郎、川野夏美、瀬口侑希がステージを披露し、大会を盛り上げた。
各部の優勝者の中から、今年総合優勝に選ばれたのは和田青児の「仕事(たび)の宿」を歌唱した埼玉県・おおすみ歌謡塾の鳥海潔さん。若い頃からプロの歌手に憧れていたという鳥海さんは「とても嬉しいし、びっくりしています。エントリー曲は自分が歌いやすいものを選んで1年くらい練習しました。歌を親身になって教えてくれた教室の先生、そして生徒さん達の応援のお陰です」と喜びを語った。
この日審査員を務めた作曲家の中川博之、新井利昌両氏は総評として、決勝大会という緊張感の中で普段の練習通りの自分を出すことの難しさにも言及しながら、とても優れた歌唱が多かったハイレベルな大会だったとし「来年もとても楽しみです」と大会を締めくくった。