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UC武藤芳彦社長、30日開業「今治」を語る

【FREE】UC武藤芳彦社長、30日開業「今治」を語る

2013年11月16日

 ユナイテッド・シネマは愛媛県今治市に、ユナイテッド・シネマ フジグラン今治(6スクリーン、909席)を11月30日(土)オープンする。「運営受託」での出店は今年2カ所目で、入居先である商業施設フジグラン今治を運営するフジからの委託を受けた。武藤芳彦社長に出店の経緯などを聞いた。

――シネマサンシャイン今治(経営:佐々木興業)が9月末日をもって閉館し、その翌日にUCとしての再オープンが発表されました。

武藤 佐々木興業さんが閉館を発表したのが5月だったと思いますが、その後、フジさんから話が来ました。地元には映画館へのニーズがあり、商業施設全体の集客への影響も考えると引き続きシネコンが必要だとのご意見でした。かつてフジさんと当社は別案件で交渉したこともあり、今回の話が来たようです。

――運営受託でのUCの出店は、ウニクス上里、ウニクス南古谷(いずれも埼玉県)、今年3月オープンのトリアス久山(福岡県)に次いで4カ所目となります。

武藤 当社はネットワーク強化を目指す中で、その手段の一つとして運営受託モデルによる出店を増やしていく方針ですから、今回の今治も良いモデルケースになり得ます。また、郊外型シネコンでのローコストオペレーションを今後の武器にしようと取り組んでいますので、今治は大きなチャレンジになるはずと、8月に契約を交わし、シネマサンシャインの閉館を待って正式発表しました。

――トリアス久山は躯体を残し全面的なリニューアルを行いましたが、今治はどの程度のリニューアルですか。

武藤 先ず、どの部分が手を加えずそのまま使えるかどうか。次に、使える部分についてはUCらしさを発揮できる変更を加えるかどうか。こうした二段階で進めました。変更したのは主にエントランス、ロビー、廊下などのカラーリングです。当社の豊洲や浦和、前橋のようにダーク系も使ったシックでシンプルなデザインにしました。一方、各シアター内はコンディションが良かったため手入れはせず、座席もそのまま使うことに決めました。劇場内は完全にデジタル化し、リアルDの3Dシステムを2スクリーンに導入します。

 ※インタビュー全文はインタビューコーナーに掲載。

※記事は取材時の情報に基づいて執筆したもので、現在では異なる場合があります。