14年初夏劇場公開が発表された、長編CGアニメ映画『聖闘士星矢 Legend of Sanctuary』(配給:東映)の企画製作発表会が1日、秋葉原UDXシアターで行われ、さとうけいいち監督、東映の浅間陽介プロデューサーが登壇。特報を初披露したほか、会場に集まったファンに向け、次の通り語った。
▼さとうけいいち監督 話を頂いた時、最も人気のある「聖域十二宮編」を映画化すると聞いてドン引いた。それで頭がいっぱいだったが、皆さんに喜んでもらえる映像と、納得して頂ける物語を心掛けた。聖衣(クロス)は、ロボやメカのように見えてはいけないと思い、スタッフと「これはどう見えている?」とやり取りをしながら作った。CGはさじ加減が重要で、星矢も含め、ハイエンド(人間的なリアル)なルックではなく、キャラクターの元気な部分を出すため、フィギュア感を出すようにした。ファンの方の期待と不安を感じるが、裏切らない映画になっている。ハードルを上げて観てもらっていい。
▼浅間陽介プロデューサーの話 07年に企画を立ち上げ、打ち合わせを重ねてきた。そして10年のジャンプフェスタで一報があり、そこからさらに4年経って今に至る。TV放送から25年以上経ったが、当時私は小学6年生で、TVにかじりついて観ていた。今の子どもたちも、同じように熱くなれる作品なのでは。