今年デビュー30周年を迎えた演歌歌手、若山かずさが28日夜、節目の年を記念したディナーショーを東京・浅草ビューホテル4階「飛翔の間」で開催した。
20歳だった1984年4月に「別れ愛」で日本コロムビアよりデビューして以来、数々の名曲、ヒット曲を歌ってきた。現在も変わらず日本コロムビア所属、今年1月23日に発売した30周年記念曲「女のみれん」がロングヒット中。
「(49歳)若山かずさ、まだまだ独身で頑張りたいと思います。よく『結婚しないの?』なんて聞かれるんですけれども…しません!!歌一筋、大好きな歌を30年、歌わせていただきましたので、わたしの歌で皆さんがいつまでも元気でいてくださるようにわたしもしっかり食べて、しっかり寝ていい歌を歌っていきたいと思います。これからもどうか若山かずさ、応援のほどを宜しくお願いいたします。皆様もどうぞ、いつまでもいつまでもわたしの曲を元気で聴いてくださいね」。
ショーは、これまでの軌跡を振り返るスライドの後、2011年発売の「山百合の駅」で幕開け。水色の着物姿で、代表作「しのび傘」に続き、デビュー曲「別れ愛」から25周年記念曲「なさけ雨」までの周年楽曲を次々と。
その後、ピンクのドレスに着替えて雰囲気がらり。ドレスは、日本コロムビアの大先輩、八代亜紀から30周年の記念にもらったもの。八代の「舟唄」などカバーも交えながら、時折ステージから降りてファンと触れ合った。ファンから特製ケーキなどをプレゼントされ満面の笑み。
花束を持って駆けつけたのは、同じ日本コロムビアからデビュー5年目、所属事務所ユーズミュージックの後輩にあたる演歌歌手・走裕介。「かずさ姉さんのようなすばらしい先輩を目標に頑張っていきます」と力を込め、今年2月20日発売の最新曲「北国街道・日本海」などを熱唱して沸かせた。
若山が再びグレーの和装で登場、最新曲「女のみれん」まで目いっぱい歌唱。ファンに対し30年の感謝とともに今後の抱負を語り、2時間全18曲のステージの最後は、20周年の際に恩師の作曲家、故市川昭介氏から贈られた楽曲「一生懸命」で元気に締めくくった。
盛大な宴に祝福の声が多数寄せられるなか、元プロ野球選手で中日ドラゴンズGMに就任した落合博満氏からもメッセージが届いた。1997年と1998年にデュエット曲を発売した仲。「日本一ユニフォームの似合う演歌歌手『若山かずさ』。オレは『俺流』、かずさは『かずさ流』で今後40周年50周年を迎えられるよう頑張って下さい」。