閲覧中のページ:トップ > 映画ニュース >

SPE『キャプテン~』Tハンクスら会見

【FREE】SPE『キャプテン~』Tハンクスら会見

2013年10月19日
来日したトム・ハンクスとポール・グリーングラス監督 来日したトム・ハンクスとポール・グリーングラス監督

 ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント配給『キャプテン・フィリップス』の主演俳優トム・ハンクス、ポール・グリーングラス監督の来日記者会見が18日、東京・赤坂の東京ミッドタウンホールで行われた。

 本作は、2009年に起きたソマリア海域人質事件を基に、『ユナイテッド93』、『ボーン』シリーズのグリーングラス監督が、ハンクスを主演に迎えドキュメンタリックな手法で衝撃の実話を描いた感動作。乗組員20名の命を救った実在のフィリップス船長の緊迫の4日間が描かれる―。共演は、キャサリン・キーナー、バーカッド・アビディ。10月17日(木)に開幕した第26回東京国際映画祭オープニング作品として上映された。11月29日(金)より新宿ピカデリー他にて全国ロードショー。

トム・ハンクス キャプテンに会ったが、家のチェアに座ってビールを飲みながらバスケットボールの試合をTVで観ているようなとても普通の人だった。でも、事件や航海における船長としての心得などについて詳しく話してくれたよ。この映画に出てくる4人のソマリア人海賊はただの悪人ではない。貧しく絶望的な境遇で、腐敗しきっている国の情勢があること、不公平感が伝わってくるだろう。生きる目的がない若者に銃を渡してはいけない。しかし、だからといって許されることではないが、そういう背景は感じてもらえると思う。

P・グリーングラス監督 海上での撮影は、1日12時間から14時間くらいと精神的にも肉体的にも大変だったよ。でも、それをチャンスと捉えることで緊迫の雰囲気が作れたと思う。私の映画作りにおいて、社会性とエンタテインメント性のバランスは考えているが、一番大事なのは観客の皆さんの鑑賞体験が報われる作品作りを目指していることだ。

※記事は取材時の情報に基づいて執筆したもので、現在では異なる場合があります。