歌手かとうれい子が8日、コンサート「音楽の玉手箱Vol.4~四季の彩り~」を東京の座・高円寺2で行った。毎年恒例4回目となった今年も趣向満載で、オープニングでは落語に挑戦。また8、9月のNHK「みんなのうた」にもなり好評の新曲「絵はがき」(8月7日発売=徳間コミュニケーションズ)は、手話つきで披露して沸かせた。
2009年デビュー以来、現代に “昭和” の香りを運ぶ歌姫。落語の笑いで和やかに始まったコンサートは “四季の彩り” を意識。ずばり「四季の歌」で始まり、自身のデビューのきっかけともなった冬の歌「越冬つばめ」まで、春夏秋冬を感じさせる昭和の名曲を次々歌い上げた。
オリジナル楽曲も、デビュー曲「東京夜曲」から最新曲「絵はがき」まで、カップリング含めすべて歌唱。「絵はがき」では、ミュージックビデオで見せていた手話を実演してみせ観客から大きな拍手。現在は北京語習得に励んでいると明かし、「北京語バージョンの『絵はがき』を早く皆さんに披露したい」と意気込んだ。
落語家の和服、チャイナドレス、純白ドレスと衣装チェンジでも魅了。ライブの定番「東京ラプソディー」で沸かせ、アンコールでは再度「絵はがき」を披露し幕。落語で “博多屋こんぺいとう” を名乗ったのにちなみ、コンサート後は観客全員にお土産としてこんぺいとうを手渡した。