松竹は、イタリア時間8月30日に、ヴェネチア国際映画祭クラシック部門で、『彼岸花』デジタルリマスター版(58年製作)をサラ・ヴォルピにて上映した。
これは、小津安二郎生誕110年・没後50年を記念したもの。松竹と東京国立近代美術館フィルムセンターが共同で『彼岸花』『お早よう』『秋日和』『秋刀魚の味』の4K解像度によるスキャンを取り入れたデジタル修復作業を行い、同映画祭でワールド・プレミア上映となった。
また、その前日29日には、中村登生誕100年を記念し、『夜の片鱗』(64年製作)も上映。両日とも上映前に、ヴェニスクラシック総合統括 Francladicelle Stefano(ステファノ)氏が作品紹介し、森口和則松竹メディア事業部コンテンツ開発室室長が挨拶した。