小津安二郎生誕110年(没後50年)・野田高梧生誕120年(没後45年)を記念して「蓼科日記(抄)」が、8月1日発売された。編纂:「蓼科日記」刊行委員会(発起人代表:山内静夫)、発売:小学館スクウェア。価格:3800円(税別)。
内容は、小津安二郎監督作品の脚本家、野田高梧の日記の小津監督部分をピックアップして編集したもの。昭和29年8月18日、小津が初めて蓼科高原を訪れた日から始まり、昭和43年9月23日、野田が心筋梗塞で蓼科高原の山荘「雲呼荘」で亡くなる日まで14年間にわたって綴られている。本文560ページ、4色口絵8P、上製クロス装角背。