歌手、かとうれい子が7日、ニューシングル「絵はがき」を、徳間ジャパンコミュニケーションズよりリリース。発表会を、タイトルにちなみ、郵便などの資料を展示する「ていぱーく逓信総合博物館」(東京・大手町)で行った。
古今東西さまざまなポストをバックに、アカペラで披露。よく来るという同所は今月いっぱいで閉館するとあって「良い思い出ができた」と笑顔で語った。
2009年11月に「東京夜曲」でデビュー以来、一貫して昭和ロマンを歌い続ける。2011年9月発売「純情」から約2年ぶりとなる新曲「絵はがき」では、持ち味の透明感あふれる歌声に乗せ、懐かしい昭和の風景を思い出させる。ミュージックビデオでは手話でも伝える。
平成版“四季の歌”とも表現され、8月、9月のNHK「みんなのうた」に。「すごく嬉しい」と、この曲を聴き育つ子どもたちの将来に目を細めた。かとう自身、常に絵はがきを持ち歩いているという。「メールの時代、手紙を書く良さを伝えられたら」。グッズとして特製の切手シートも作った。
師匠たきのえいじ氏が作詞・作曲。たきの氏は、合唱譜面を準備中で、中国などへも広めたいと話した。10月8日に「座・高円寺2」でコンサートを行う。