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東映『利休に~』モントリオールに正式出品

【FREE】東映『利休に~』モントリオールに正式出品

2013年07月02日
 東映配給『利休にたずねよ』(監督田中光敏/市川海老蔵主演/12月7日東映系公開)が、第37回モントリオール世界映画祭ワールドコンペティション部門に選出された。スタッフ・キャストのコメントは次の通り。

市川海老蔵 この度は、モントリオール世界映画祭のコンペティション部門に選定いただき、本作の主演として誠に光栄です。また、本作を通じて、日本の美の原点を創り上げた千利休という偉大な人物を世界に広める機会をいただき、大変嬉しく思っています。本当に素晴らしい共演者やスタッフの方々、協力者に恵まれ、私も全身全霊をこめて演じさせていただいた結果が、海外の方々にどのように受け止められるか、今から楽しみです。

中谷美紀 「お~いお茶」の広告をきっかけに、茶道に親しんで約10年になりますが、とりわけ思い入れの深い『利休にたずねよ』が、これもまた2011年に彼の地で初舞台を踏んで以来、とても思い入れの深いモントリオールにて、国際映画祭のコンペティションに参加が叶うとのこと、この上なき幸せを感じております。利休のごとく美意識高き田中光敏監督の演出のもと、鋭敏な市川海老蔵さんが演じられた利休が、切腹間際に末期の茶を点てる姿に、モントリオールの人々も息を呑むに違いありません。

田中光敏監督 モントリオール世界映画祭に参加できたこと、大変嬉しく思っております。市川海老蔵さんが演じてくれた「利休」、その姿はとても美しく、情熱的な「利休」になっていると思います。そして、その「利休」を支えた中谷美紀さん演じる「宗恩」。二人の姿はまさしく、僕が描きたかった『利休にたずねよ』の世界そのものでした。

セルジュ・ロジーク モントリオール世界映画祭プレジデント これは本当に芸術性が高い(真の芸術)映画なので、コンペティションに選定しない理由はない。茶道具など本物へのこだわりが随所に見られ、中でも主演の市川海老蔵はこれぞ本物の役者であり、伝統と美を描いた偉大な傑作だ。
※記事は取材時の情報に基づいて執筆したもので、現在では異なる場合があります。