東宝映像事業部配給『絶叫学級』の完成披露試写会が23日、東京・新橋のスペースFS汐留で行われ、佐藤徹也監督、出演の川口春奈、広瀬アリス、松岡茉優、栗原類、山本美月が舞台挨拶した。
本作は、08年10月号の「りぼん」で連載開始し、これまでにコミックス13巻を刊行、累計130万部を突破した大ヒットホラー漫画「絶叫学級」(作:いしかわえみ)を映画化したもの。脚本を『明日の記憶』の三浦有為子が手掛けた。
(あらすじ)旧校舎に出る幽霊・黄泉に出会い、願い事をすると何でも叶うが引き換えに大事なものを失うという、学校に伝わる都市伝説をきっかけに、とり返しのつかない惨劇が生まれる―(77分)。
主題歌は、今年4月に「ゆれるユレル」でメジャーデビューを果たしたばかりの17歳・新山詩織の2ndシングル「Don‘t Cry」。なお、「ゆれるユレル」も本作の劇中歌として使用されている。6月14日(金)よりTOHOシネマズ六本木ヒルズほか全国公開。
▼佐藤徹也監督の話 出演しているのは若手俳優ばかり。これからの人たちなので、間違ったことは教えないように気をつけた。自分は舞台の演出家でもあるが、舞台は遠くのお客さんからは役者の表情が見えにくい。一方映画はアップで映すので、俳優の表情にはこだわって、時間をかけて指示をしていった。
▼川口春奈の話 ホラーだけど人間ドラマ。試写で観たあとに、もっと周りの友だちを大切にしなきゃと思うきっかけになった。メッセージを受け取ってもらえる作品になったと思う。
▼広瀬アリスの話 イヤな(人間の)役は初めてだったので、ノリノリでやった。(主人公に対して)無言のプレッシャーをかけたり、楽しかった。
▼松岡茉優の話 (演じた)絵莉花の根底には「絵を描くことが好き」ということがあった。自分はお芝居が好きなので、それを「絵が好き」に置き替えて演じた。
▼栗原類の話 初めての映画出演なので緊張した。周りの人は芝居経験が豊富で、自分のような素人が混ざっていていいのかと思ったが、全力で頑張った。したことがないウインクを監督に求められて難しかった。
▼山本美月の話 幽霊の黄泉と、もう一人の秋元優美という役の演じ分けが難しかった。幽霊は見たことがないので、どう役作りしたらいいのかわからず苦労した。