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吉本興業『R100』松本人志監督ら会見

【FREE】吉本興業『R100』松本人志監督ら会見

2013年05月15日
松本人志監督新作『R100』は10月5日公開 松本人志監督新作『R100』は10月5日公開

 松本人志監督最新作『R100』(製作:吉本興業/制作プロダクション:よしもとクリエティブ・エージェンシー、ファントム・フィルム、配給:ワーナー・ブラザース映画)の製作報告会見が13日、東京・芝公園のザ・プリンス パークタワー東京で行われた。松本監督の他、主演の大森南朋、共演の大地真央、寺島しのぶ、片桐はいり、冨永愛、渡辺直美、前田吟、松尾スズキ、渡部篤郎、ウィリアム・アイアトン ワーナー エンターテイメント ジャパン社長が登壇した。

 同作は、2007年『大日本人』、09年『しんぼる』、11年『さや侍』に続く松本監督の4作目。謎のクラブに入会してしまった男。日常生活に次々現れる個性的な女たち。契約は1年間。但し、絶対に途中でやめることは出来ない。妄想か現実か。想像不可能、未体験の刺激的な世界が描かれる。

 大森が謎のクラブに入会した男、大地、寺島、片桐、冨永、渡辺が謎のクラブの個性的な女たち、前田が大森の義父、松尾がクラブの支配人、渡部が大森を助けるある組織の男を演じる。会見登壇者以外に、佐藤江梨子、YOU、西本晴紀が出演。松本監督自身も出演する。

 脚本は松本監督が手掛けた。脚本協力:高須光聖、長谷川朝二、江間浩司、倉本美津留、プロデューサー:竹本夏絵、小西啓介、共同プロデューサー:奥山和由、製作総指揮:白岩久弥、製作代表:岡本昭彦。1月10日クランクイン、4月8日アップ、現在は編集作業中。10月5日全国公開。

 会見は、アイアトン社長の挨拶に続いて、松本監督とキャストが登壇。質疑応答では、女優陣が露出度の高い衣装を着ていること以外は、詳しい内容は殆ど明かされず。脚本を読んで出演した俳優たちは、松本監督独自の世界観を「わからない」と表現する一方、「完成が楽しみ」と口を揃えた。

松本人志監督 タイトルが先に決まった。前作の取材時に、R15、R18といった既成概念を吹っ飛ばして、R80みたいなものを作ろうかと話したのが、この映画の始まり。100歳以上しか見られないわけではないが、R100が楽しいのではないかと。これだけの俳優が出て、自分が演出に回るのは初の体験。「本当の監督」という意味では、初めての作品と言えるかもしれない。映画の本分は海を渡ること。海外でも広く見てもらいたい。

W・アイアトン社長 松本監督の過去3作品の大ファンで、今回は縁あって配給できることになり嬉しい。脚本がすごくて、松本監督にしか作れないと思う。ワーナーはローカルプロダクションに力を入れており、その中に松本監督作品が入るのは大変な喜び。完成が待ち遠しい。

※記事は取材時の情報に基づいて執筆したもので、現在では異なる場合があります。