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放送界、4月第2週(10日~16日)の動き

【FREE】放送界、4月第2週(10日~16日)の動き

2006年04月18日
 菜種梅雨が続き、若葉萌える季節への装い。先週も放送界はNHKが “主役” の1週間、改革・再生に取り組んでいる矢先に、再び職員がカラ出張で1762万円を着服していたという不祥事、橋本会長は「痛恨の極み、心からお詫びしたい」とコメント。また、総務省がチャンネル削減による経費節減で受信料を値下げし、支払い義務化を図ることを模索する話題等。マス排の規制緩和についての議論も進められた。フジテレビへの主要交通機関ゆりかもめのタイヤが車軸から外れる事故で3日間運休で混乱。早くも “優勝” の呼び声が飛び出す「原巨人」、開幕から4カード連続勝越しという35年ぶり快挙で貯金は「10」に、テレビの視聴率にもちょっぴり変化が見られ関係者の願いは右肩上りといきたい。

〈10日〉
NHKがシンポジウム「どこまでもTVの時代」でワンセグの持つ可能性と、どこでもテレビの実現に向け課題など。電通はサイバーコミュニケとデジタル放送・インターネットTV向けコンテンツ制作会社を設立。

〈11日〉
NHKはスポーツ報道センター職員が5年間にわたりカラ出張申請で1762万円を着服の事件で懲戒免職処分を発表。第9回「竹中懇」は放送を中心に総括議論で民放の持株会社とNHKの国際放送について等の討議。

〈12日〉
日テレが「NEWS24」のマルチプラットフォーム戦略で新たにポッドキャスティングでの動画配信を開始。TBSラジオ会見で清水社長が民放連ラジオ委員長の就任にあたり「媒体価値・向上がテーマ」と抱負。LF磯原社長は会見で4月新体制のスタートに「確かな一歩へ更に努力していきたい」。フジがGWイベント「お台場学園2006~文化祭~」の概要を発表。

〈13日〉
NHK橋本会長が自民党・部会で元チーフプロデューサーのカラ出張問題について説明し謝罪。憲法改正の検討でメディア関係者に対して初めて参考人質疑が行われ、NHKと民放連からは表現の自由の観点から規制はすべきでない。LFで送信ミスによる聴取者のアドレス188名分が流出する事故。JCSAT‐9の打ち上げ成功し軌道に乗る。

〈14日〉
日テレがJR山手線車輌の液晶モニターで地デジ放送を受信する実験を開始、18日から「巨人戦」の生中継が始まる。総務省は地デジ中継局のロードマップ完全版公表で2010年末には視聴世帯の95%にエリア拡大する。NTTの子会社ぷららネットが光回線利用のTV向け映像配信サービスで本格始動し1年後会員は15万件へ。テレ東が「世界卓球2006」の放送概要。消費者金融大手アイフルが悪質な取り立てなどで全店の業務を停止の行政処分、テレビCMなど広告宣伝の2ヵ月自粛を発表。
※記事は取材時の情報に基づいて執筆したもので、現在では異なる場合があります。