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放送界、5月第4週(22日~28日)の動き

【FREE】放送界、5月第4週(22日~28日)の動き

2006年05月30日
 九州地方で梅雨入り、全国的に「五月晴れ」が少なく、日照時間が平年の6~7割という天候に、野菜の生育に影響が心配される状況。そして、今年の夏は地球温暖化が関係し、北日本は寒く西日本は暑くなると気象庁の分析も……。日照不足は6月も続く見込みである。スポーツ界はサッカーW杯の開幕へ各種イベント、プロ野球は交流戦の真っ只中だがもう一つ盛り上らず。決算がほぼ出揃った民放界は総会に向け「IR説明会」で、中・長期経営計画の発表をしている。

〈22日〉
 テレ朝「決算会見」で06年度は “増収増益” を見込み売上高は前年比2・3%増を目指す。日テレとリクルートは「ワンセグ」を活用の「放送・通信連携型サービス」で提携。TBSのフォーマット番販「加トケン」面白コーナーが米国で今秋17年目突入の快挙。スカパーとTBSが「06FIBAバスケ世界選手権」で国内独占のコラボレーション中継で発表。

〈23日〉
 テレ朝「社長会見」でサッカーW杯の「日本vsクロアチア戦」中継で67%を目標視聴率に設定。日テレ「IR説明会」で「中期経営計画」で相当思い切った投資等で目標達成を目指す。TBS「IR説明会」では「Vアップ」推進で06年度の営業利益238億円、08年度は390億円の目標。FM東京「決算会見」で後藤社長がデジラジの本放送当初予定より1年遅れの可能性を示唆。NHK「17年度決算」で未収は359万件で受信料385億円の減収。

〈24日〉
 LFは代表取締役会長にスカパー社長の重村一氏を迎える人事を内定。WOWOW会見で「3ヵ年計画」を発表し光ファイバー回線による番組配信など新たな有料放送事業に参入等。QRはネット事業「雷電」で押井守の新新作「ケルベロス 鋼鉄の猟犬」のドラマ放送。

〈25日〉
 民放連広瀬会長が会見で地デジのIPマルチキャストの再送信には容認できない見解。フジはNTTドコモと「ワンセグサービス」と「おサイフケータイ」を連携のサービス検証へ。JEITA「4月」地デジ受信機の国内出荷60万強で累計1千万の大台突破。角川=テレ東「横溝正史ミステリ大賞」に桂木希さん「ユグドラジルの覇者」決定。第32回放送文化基金賞にNHK「クライマーズ・ハイ」、出演者賞に天海祐希、佐藤浩市。

〈26日〉
 フジ「IR説明会」で日枝会長がライブドア問題で損害賠償請求345億円を求める訴訟の方針。J‐WAVEは井村文彦社長が会長に就任し後任の社長に楠田修司副社長の昇格を内定。総務省が2011年7月に終了するアナログ放送の調査で認知している人は3割という結果。
※記事は取材時の情報に基づいて執筆したもので、現在では異なる場合があります。