【FREE】放送界、7月第2週(10日~16日)の動き
2006年07月19日
夏休みが目前だが、異常気象に悩まされる日本列島。ゼロ金利政策が5年11ヵ月ぶりに解除され、庶民の生活にどんな影響をもたらすか。期待されたサッカーW杯の経済効果は、日本の1次リーグ敗退があって薄型テレビの売れ行きが鈍った地域も出て、もう一つという街角景気の調査。国際連盟が発表した世界ランキングで日本は、18位から49位に大きく後退した。プロ野球は「オールスター戦」を迎え折り返しへ。巨人の救援投手として活躍した “8時半の男” 宮田征典が死去、連敗にあえぐ原巨人の無様な戦いぶりに、どんな思いをしているか。
〈10日〉
総務省「CSデジタル放送高度化委員会」最終会合でスカパー!の08年度ハイビジョン放送化等。円谷プロはPNSとウルトラマンシリーズ誕生40周年を記念し円谷チャンネルBBを「ウルトラチャンネル」に8月全面リニューアル。
〈11日〉
総務省は民放局が純粋持ち株会社を設立し複数の放送局を傘下に置くことを認める内容の報告書。フジはチームラボBDと設立「LLC」で13日から一般ユーザーが撮影の動画をネット上で公開の「ワッチミー!TV」の試験運用を発表。博報堂DYMPはゼイヴェルと業務・資本提携し女性向けクロスメディア広告の共同事業を開始。総務省は過度な光点滅の番組を放送した衛星テレビ放送事業者26社に対し注意と再発防止を要請。
〈12日〉 TBS井上社長が通信懇で新体制の若返り経営スタッフから次世代のリーダー出現を期待している。LFは通信会見で体制が整い首位獲得を目指して、新しいスタートを一致協力し進める。また、インターネット放送でスポンサーのニーズに対応の「CMマルチ送出システム」を開発し、8月から導入を発表。
〈13日〉
衛星放送協会が「CS放送の1000万件突破記念キャンペーン」キックオフパーティ。日テレはディズニーと「アート展」開催を機に「ワンセグ」を活用した放送・通信連携型のコンテンツ制作を共同で行い13日から提供開始。第135回芥川賞・直木賞の選考会で芥川賞に伊藤たかみさん「八月の路上に捨てる」、直木賞に三浦しをんさん「まほろ駅前多田便利軒」と、森絵都さん「風に舞いあがるビニールシート」が受賞。
〈14日〉
総務省「衛星放送の将来像に関する研究会」は11年に最大42CH分の周波数を新たにBSデジタル放送向けに割当てるべきとの報告書。テレ朝「タレント好感度調査」でトップはさんま13回連続、仲間由紀恵3回連続。USENは「ギャガ」を9月下旬に100%出資の完全子会社化すると発表。
〈15日〉 フジと日テレの “夏休みイベント” が開幕。フジ「FNS26時間テレビ」は平均12・6%(昨年は13・0)。
※記事は取材時の情報に基づいて執筆したもので、現在では異なる場合があります。