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放送界、7月第3週(17日~23日)の動き

【FREE】放送界、7月第3週(17日~23日)の動き

2006年07月25日
 夏休みに入っても晴天なく梅雨明けは何時になるのか。各地に豪雨をもたらして大きな被害、九州南部では1200ミリという観測史上最大の雨量、長野県など全国各地の死者・行方不明は30名近く犠牲者が出ている。この天候に夏季高校野球の地区予選が大幅に遅れ、関係者をやきもきさせる事態に。社会人野球の欽ちゃん球団「茨城ゴールデンゴールズ」が、一度は解散宣言したがファンの “辞めないで” の声援に存続へ。その要因となった極楽とんぼ・山本圭一は吉本興業から契約解除、フジテレビは「東京タワー」の放送を延期する処置を発表した。テレビ視聴率のHUT(セットイン)が下降し7月10日週のG帯は63・1%と過去最低を記録したが、翌17日週は65・8%に戻った。

〈17日〉
 BSは中国メディア大学の奨学金・研修制度の設立で平本常務が訪中し北京で覚書にサイン。松竹芸能の勝忠男代表取締役会長(80歳)が肺炎で死去。

〈18日〉
 総務省「05モバイルコンテンツ産業調査」でモバイルビジネス市場は7224億円で前年比39%増の急成長。日テレの夏休みイベント・汐留ジャンボリー開幕で連休3日間に14万8千人と昨年比5千人増。インターFMとTXBBの共同事業インターFMの公式携帯ポータルサイトがサービスを開始。東映アニメ元社長・今田智憲さんの「お別れ会」が都内のホテルでしめやかに催され、映画・放送人ら約500人が故人をしのんだ。

〈19日〉
 NHKはワンセグ利用動向調査で1日30分以上視聴が44%で自室など通勤通学以外でも利用。また、総局長会見ではソフト開発センターの体制が整いHPで番組の企画募集を開始した。QRの新社屋メディアプラスが完成しお披露目に1400名を招待。

〈20日〉
 民放連会長会見で持株会社化の規制緩和に大賛成の意見書を近く提出、地デジのカバー残り2%に最大200億円の支援を求めた。民放ラジオ101社キャンペーン第4回は「地震への備え~いますぐ始めます!!」8月26日~9月8日実施を発表。フジは山本圭一の不祥事で出演中の「東京タワー」放送延期を決定し代替えソフト「オーシャンズ11」。電通テックは大型撮影スタジオ・横浜スーパーファクトリーの全株式を取得し子会社化。JFN賞企画大賞にTFMの「スクールオブロック」。

〈21日〉
 総務省「人事」で情報通信政策局長に鈴木康雄・郵政行政局長、衛星放送課長に武田博之・情報通信政策課長など。JEITA「6月」地デジ受信機の出荷73万台の増加で累計1190万超と順調な伸び、液晶割合が初めて8割超となった。
※記事は取材時の情報に基づいて執筆したもので、現在では異なる場合があります。