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『中学生円山』、宮藤官九郎監督ら完成会見

【FREE】『中学生円山』、宮藤官九郎監督ら完成会見

2013年03月27日
宮藤官九郎監督(左)と坂井真紀 宮藤官九郎監督(左)と坂井真紀

 宮藤官九郎監督最新作『中学生円山』(配給:東映)の完成会見が25日、帝国ホテルで行われ、宮藤監督、出演の草彅剛、平岡拓真、遠藤賢司、坂井真紀、仲村トオルが出席した。

 宮藤監督オリジナル脚本の同作は、エッチな妄想で頭がいっぱいで、毎日「自主トレ」に励む中学生・円山が、同じ団地に越してきた謎のシングルファーザーと出会い成長する物語。草彅がシングルファーザーを、現役中学生の平岡が円山を演じた。

 そのほか、ヤン・イクチュン、刈谷友衣子、YOU、原史奈、家納ジュンコ、三宅弘城らが出演。製作委員会はポニーキャニオン、フジテレビジョン、ジェイ・ドリーム、大人計画、関西テレビ放送、シネバザール、博報堂、博報堂DYメディアパートナーズ。制作プロダクションはシネバザール。5月18日(土)全国ロードショー。

宮藤官九郎監督の話 すでに試写会が始まっているが、観た人は皆さん「面白かった」と言った後、「よくやらせてもらったね」と言う(笑)。自分は平凡な中学生だったので、妄想で自分を満足させていた。中2ぐらいから性的な興味が出てきて、「届くのかな? やってみようかな。いや、届かないかな。世の中にはできないことがあるんだな」ということを学んだ。

草彅剛の話 宮藤さんとは15年くらい前のドラマ「おいしい関係」でご一緒したり、SMAPの「BANG!BANG!バカンス」の歌詞を書いてもらったりと縁があり、常に気になる人だった。こうやって(一緒に)仕事ができ、僕の新しい一面を引き出してくれたと思う。

平岡拓真の話 公園でパンツ一丁で大勢の女性と踊り続けるシーンがあって、その撮影は恥ずかしくて大変だったが、そのあたりから脱ぐことに抵抗がなくなってきた。

遠藤賢司の話 宮藤監督の作品は「タイガー&ドラゴン」や『アイデン&ティティ』など全部好きなので、出演することができて嬉しい。

坂井真紀の話 バカバカしく、それが愛おしい映画。(韓国映画の)『息もできない』が大好きで、ヤン・イクチュンさんと共演できることを妄想していたので、夢が叶って嬉しい。

仲村トオルの話 旬のフルーツだけを楽しみに生きる円山の父親を演じたが、すぐに手に届く夢を持つと、すぐに手が届いて幸せになれることを発見した。(役を受ける時)躊躇はあった。本はすごく面白かったが、(コスプレの)キャプテンフルーツの衣装が凄いものだったら諦めざるを得ないと思った。

※記事は取材時の情報に基づいて執筆したもので、現在では異なる場合があります。