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『図書館戦争』、岡田&榮倉ら完成披露会見

【FREE】『図書館戦争』、岡田&榮倉ら完成披露会見

2013年03月20日
『図書館戦争』出演の榮倉 『図書館戦争』出演の榮倉

 東宝配給『図書館戦争』(製作:TBS+角川書店+東宝+ジェイ・ストーム+セディックインターナショナル+CBC+WOWOW+毎日新聞社+MBS+HBC)の完成披露記者会見が19日、グランドハイアット東京で行われ、キャストの岡田准一、榮倉奈々、田中圭、福士蒼汰、石坂浩二、佐藤信介監督が登壇した。

 作品は、人気作家・有川浩が自身の代表作として認めている同名小説(角川文庫刊)を実写映画化したもの。「図書館戦争」は06年に刊行され、現在までに続編と別冊を含めて6冊発表。シリーズ累計発行部数が300万部を超えている超人気作品(13年2月現在)。既にコミック化、テレビアニメ化、劇場アニメ化されている。

 昭和から平成ではなく「正化(せいか)」という時代に移った日本が舞台で、国家によるメディアの検閲が正当化されている時代。こう成り得たかもしれないある種のパラレルワールドの設定で、「知る権利」や「本を読む自由」を守るために図書館側から生まれた自衛組織「図書隊」が、国家権力で銃器を手にした「メディア良化隊」との激しい攻防戦を繰り広げながら、時に笑い、泣き、恋にも落ちる、隊員たちの奮闘ぶりが描かれる。今回の映画では、図書隊に入隊してきた新米の熱血女性隊員とそれを鍛える鬼教官の物語が展開される。

 11年に本の雑誌「ダ・ヴィンチ」で異例の読者投票による仮想の誌上キャスティングが実施され、主人公2人の1位となったのが岡田と榮倉だった。2人はこれが初共演。田中、福士、石坂の他、西田尚美、橋本じゅん、鈴木一真、相馬一之、嶋田久作、児玉清、栗山千秋(特別出演)が共演している。

 脚本は野木亜紀子、音楽は高見優が手掛け、『GANTZ』『GANTZ PERFECT ANSWER』の佐藤監督がメガホンを取った。今回、防衛省、陸上自衛隊、航空自衛隊が撮影協力している。4月27日(土)より全国公開。会見の後半には、作品に因み、後ろから榮倉の頭を撫でて、どの「撫で」が一番良かったかを榮倉が選ぶゲームが行われ、急きょ参加した佐藤監督が見事一番に選ばれた。

▼佐藤監督 自由を取り返そうとする青春群像劇だが、「戦争」の部分は本当の戦争として描いた。日本の社会がそうなっていたらと思って観て欲しい。必死になって戦う姿がきっと胸を打つと思う。エンタメ性が沢山詰まった、多様な映画。

▼岡田准一 大変人気のある原作でファンも多く、プレッシャーを感じながら撮影に臨んだ。素晴らしいスタッフ・キャストと仕事が出来て嬉しかった。

▼榮倉奈々 大切な作品の大切な役を演じさせてもらえて嬉しかった。

※記事は取材時の情報に基づいて執筆したもので、現在では異なる場合があります。