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放送界、10月第4週(23日~29日)の動き

【FREE】放送界、10月第4週(23日~29日)の動き

2006年10月31日
 スポーツの秋も本番を迎え、プロ野球「日本シリーズ」はパ・リーグの北海道日本ハムファイターズが中日ドラゴンズを通算4勝1敗で破り44年ぶり2度目の日本一を獲得。地元の札幌HTBのテレビ中継で瞬間73・5%(平均52・5%)の驚異的な数字を記録した。大リーグは田口選手が在籍のカージナルスが優勝。携帯電話番号のポータビリティ(MNP)のスタートでシステム・トラブルが発生し混乱。総務省のNHK短波ラジオ国際における命令放送の問題が波紋、表現の自由と報道の自由を守る立場でマスコミ界はこぞって反発し、NHKは仮に命令が出ても自主編成、放送でやっていく態度を表明している。

〈23日〉
▼大手広告会社3社とVRがワンセグ携帯ユーザーの共同調査を実施し1日平均視聴時間は35分。
▼民放連はイーライセンス社と音楽著作権物利用について合意。
▼東京国際映画祭と併設開催の見本市TIFFCOMが開幕し盛況。

〈24日〉
▼第54回民放全国大会が東京・国際フォーラムで開かれ広瀬会長が12月1日に迫った地上デジタルテレビ放送の全国展開で新たな決意。
▼NHKは今年度からスタートの経営3ヵ年計画における初年度上半期の成果で受信料の支払い再開状況等。
▼ATP賞の受賞式でグランプリにWOWOW「祖国」を発表。

〈25日〉
▼TBS社長会見で今年度上半期の決算見通しはTV総収入とタイム収入が過去最高になる。
▼テレ東社長会見ではHUT低下の原因として嗜好の分散化や視聴時間の変化、番組に問題がある。
▼WOWOWは110度CSデジタル事業から撤退と子会社CS‐WOWOWの解散を決定。
▼BSジャパンは今年度上期の業績で初の黒字達成を発表。
▼民放連は内閣府の個人情報保護に関する検討課題で意見書を提出。
▼TBSは「V!up計画2010」の目標達成に向けた実行方針をまとめ発表。

〈26日〉
▼スカパーとJSATが持株会社による経営統合に基本合意し、社長には藤雅夫スカパー社長が就任。
▼フジはインターネット回線を利用した生中継を可能にする伝送システムの運用を開始。
▼プロ野球「日本シリーズ」は日ハムが1敗あと4連勝で日本一、視聴率も大フィーバー。

〈27日〉
▼総務省の映像国際放送検討委員会(第4回)は国際放送をどのように強化するかで経費の概算報告等。
▼BS朝日記者懇で受信機の普及が加速等で拡大均衡が進み5社競争の局面に突入する。
▼BPO青年委が少女の性対象視する番組に関してテレビ局に適切な配慮を要望。
▼今年の文化勲章に小説家の瀬戸内寂聴氏ら5人、文化功労者には俳優の高倉健氏ら15人が選ばれた。
※記事は取材時の情報に基づいて執筆したもので、現在では異なる場合があります。