閲覧中のページ:トップ > 映画ニュース >

『クラウド アトラス』の3監督が来日会見

【FREE】『クラウド アトラス』の3監督が来日会見

2013年01月25日
『クラウド アトラス』会見(左からトム・ティクヴァ、ラナ、アンディ・ウォシャウスキー姉弟) 『クラウド アトラス』会見(左からトム・ティクヴァ、ラナ、アンディ・ウォシャウスキー姉弟)

 WB『クラウド アトラス』で製作・脚本・監督を務めた3名、ラナ&アンディ・ウォシャウスキー姉弟、トム・ティクヴァが来日。24日、六本木のグランドハイアット東京で記者会見を行った。

 同作は、デイヴィッド・ミッチェル著の同名小説(河出書房新社刊)の映画化。主人公は、6つの時代と場所で、6つの人生を生きる男。その人生は悪人で始まるが、様々な数奇な経験を経て、ついには世界を救うまでに魂が成長していく。舞台は19世紀から24世紀。過去・現在・未来にまたがる500年の間の6つのエピソードが紡がれる。

 主人公を演じるのはトム・ハンクス。共演はハル・ベリー、スーザン・サランドン、ジム・ブロードベンド、ヒュー・グラント、ヒューゴ・ウィービング、ペ・ドゥナら。3月15日(金)より新宿ピカデリー、丸の内ピカデリーほか全国RS。

▼ラナ・ウォシャウスキー監督
 原作は哲学的で、大きなキャンバスのよう。映画化のアプローチは、そのキャンバスに私たちの信じるもの、人間にとって重要なことを入れていくこと。人間の進化、差別・支配・破壊といった壁を超越する方法、未来を切り開く愛の力などを盛り込んだ。

▼アンディ・ウォシャウスキー監督
 原作のテーマはストーリーテリングであり、色々なジャンルの物語が含まれている。私の中にも映画や文学を通じて様々な物語があるが、この映画がその集大成になった。この映画は私の人生そのものである。

▼トム・ティクヴァ監督
 映像化不可能と言われた原作だからこそ、魅力的であり、挑戦しようと思った。全ての俳優にとって、1本の映画で6役を演じるのはワクワクする経験。次の役に移っても、前の役から繋がっていることを表現するのは、興味深い作業だったはず。トム・ハンクス演じる主人公の表情に、かつては悪人だった複雑なキャラクターが見て取れた。

※記事は取材時の情報に基づいて執筆したもので、現在では異なる場合があります。