ワーナー・ホーム・ビデオ/デジタル・ディストリビューションがBD&DVD発売(12月26日)する映画『るろうに剣心』が14日、北米でプレミア上映され、会場となったハリウッド エジプシャンシアターは600名を超える日本映画ファンで超満員となった。
日本映画を米国で定着させることを目的に、昨年からロサンゼルスで開催されている映画祭「LA Eiga Fest」。『るろうに剣心』は、そのオープニング作品で上映された。プレミアを記念した記者会見には、大友啓史監督と出演の青木崇高が出席。大友監督は、「15年前、2年間LAに住んでいた時に、エジプシャンシアターでも映画をよく観た。当時は自分の監督作品がアメリカの映画館で上映されるなんて夢にも思っていなかったので感慨深いとともに素直に嬉しいです」と話し、青木も「初めてLAに来たのは12年前。当時は役者になろうとも思っていなかったので、こういう形でLAに来ることができて嬉しいです」と喜びを伝えた。
その後、2人は上映会場にも登場し、上映後のQ&Aではファンやマスコミから質問攻めに。「続編はあるのか? その続編に(原作に登場する)志々雄真実は出るのか?」と質問されると、大友監督は「いま色々と考えているので、もう少し待っていてください。アメリカのみなさんが応援してくれたら、続編が決まるかもしれません!」と答えると、会場からはオーッという歓声が上がり、青木も「みなさまの力で(役の)佐之助をもう一度やらせてください!」と呼びかけた。
同作は、シンガポール、フィリピン、香港、台湾でも続々と劇場公開が始まり、フィリピンでは日本映画史上最高のオープニング成績を飾り、初日5日間で1051万ペソ(約2154万円)を稼ぎ出した。