プレシディオ配給『ペンギン夫婦の作りかた』(宣伝:ユナイテッド・シネマ+キコリ)の完成披露試写会が27日夜、ユナイテッド・シネマ豊洲スクリーン1で行われ、平林克理監督、出演の小池栄子、深水元基、映画のモデルとなった辺銀夫婦、主題歌を担当する宮良牧子が登壇し、舞台挨拶を行った。
同作品は、大ヒット商品「食べるラー油」の原点である “辺銀食堂の石垣島ラー油” を生み出した、ペンギン(辺銀)夫婦の物語。当日はまず、小池、深水、宮良、平林克理監督が登壇し、映画の見所や撮影時のエピソードを披露。その後、登壇できなかったワン・チュアンイー(小池の夫役)からの手紙が読み上げられ、サプライズとしてモデルとなった実際の夫婦である辺銀愛理、暁峰が登場。終始アットホームな雰囲気の中、舞台挨拶を終えた。映画上映後には、宮良の生ライブも行われた。
10月20日よりユナイテッド・シネマ、新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国公開。
▼平林克理監督 実際の辺銀夫婦の物語からエッセンスをもらって、ストーリーを作ろうとしたが、どこまで本人の物語を反映していくかが難しかった。歩美(妻役)は最初から小池さんを想定していた。脚本を書きながら、どうしたら小池さんを上手く生かせるかを、ずっと考えていた2年間だった。ワン・チュアンイーさんも、写真を見てから実際にお会いしてみるとワイルドな感じで、声もすごくかっこよくて、日本の女性たちに “男らしくて素敵” と感じてもらえると思った。
▼小池栄子 私にとってすごく思い入れのある作品。撮影時間が短く、(夫役の)チュアンイーとは中々言葉も通じ合わない中、お互いを想いあって作りあげた。本当にお腹がすく映画で、人と人との繋がりについて深く描かれていて、見終わると大切な人に会いたくなる映画だと思う。
▼深水元基 僕はこの映画で、帰化申請を調査する東京から来た役人を演じている。石垣島ラー油について、映画出演の前から噂で聞いていたが、本当に美味しかった。
▼辺銀愛理 私はこの映画のスクリーンと自分の心のスクリーン、記憶のスクリーンを比べてしまうので、いろいろ考えながら見てしまう。なので、また見ようと思う。