昨年大晦日の「NHK紅白歌合戦」で夏川りみと秋川雅史がデュエットし大きな反響を呼んだ東日本大震災復興ソング「あすという日が」を作詞した山本瓔子が7日、東京・台東区の上野学園石橋メモリアルホールで開かれた「東日本大震災 心の復興コンサート」で新作の合唱曲「心に花を咲かせよう」(詞・山本瓔子、曲・上田真樹)を発表した。
「あす~」は、十数年前のいじめ問題から生まれた「命の大切さ」を伝えた詞で、昨年は「復興の歌」として大きな話題となり、夏川りみと秋川雅史がそれぞれCDをリリース。
新作「心に花を~」は、震災前に書かれた「あす~」のアンサーソングで、震災後に山本さんが新たに書き下ろした作品。
「いまこの時代に伝えたい心からのメッセージ」を託して作詞し、その曲に共感した若き音楽家たちが集まった合唱団「心に花を咲かせよう合唱団」と、いま世界的に注目を集めている指揮者・山田和樹によって初演された。
山本は、「あす~」「心に花を~」の詞に込める想いや誕生秘話を語り、合わせて「心に花を~」の詞の朗読も披露した。
同2曲をはじめ人々へ夢と希望と勇気を伝える名曲の数々を集めたCDアルバム「心に花を咲かせよう」(歌唱=心に花を咲かせよう合唱団/全12曲収録)がキングレコードから9月5日に発売。
10月には、東日本合唱祭での東北初演、被災地での訪問コンサートなどが予定されている。