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「アナザー」、古澤監督、山崎ら完成披露

【FREE】「アナザー」、古澤監督、山崎ら完成披露

2012年06月29日
「アナザー」完成披露試写会に山崎賢人、橋本愛らが登壇 「アナザー」完成披露試写会に山崎賢人、橋本愛らが登壇

 地方の中学校を舞台にした学園ホラー「アナザー Another」(配給:東宝)の完成披露試写会が27日、六本木のニコファーレで行われ、古澤健監督、出演の山崎賢人、橋本愛、袴田吉彦が舞台挨拶した。

 原作は、新本格ミステリー作家の旗手・綾辻行人の「Another」。「十角館の殺人」「暗黒館の殺人」などの「館」シリーズや、「緋色の囁き」「黄昏の囁き」などの「囁き」シリーズを生みだしてきた綾辻が、それまでとは一線を画す作風で09年に発表したのが本作で、同年度の「ミステリが読みたい!」第1位をはじめ、数々の権威ある書籍ランキングで高順位を獲得し、コミック化、アニメ化を経て、遂に実写映画化を果たした。

 監督は、「オトシモノ」「トワイライトシンドローム デッドクルーズ」などを手掛けてきた古澤健。古澤監督は本作でメジャー映画デビューとなる。そして、転校早々不可解な事件に巻き込まれる主人公・榊原恒一役を山崎賢人、物語の鍵を握る眼帯をした謎の美少女・見崎鳴役を橋本愛が演じた。

 製作委員会は、角川書店、東宝、NTT DOCOMO、ツインズジャパン。制作プロダクションはツインズジャパン。企画・製作は角川映画。主題歌は加藤ミリヤの「楽園」。8月4日(土)より全国東宝系でロードショー公開される。

古澤健監督の話 原作は過去のホラー映画へのオマージュもあり、それらを超えたいと思って作った。自分がホラー映画を夢中で見ていた学生時代の記憶を辿り、「見たら怖いけど好奇心がある」というところを刺激できるように、ショッキングに撮った。ホラー映画は全編が怖いと感覚が麻痺してしまうので、主人公2人の青春もしっかり描こうと思った。クライマックスの別れのシーンは、自分が撮ってきた中で一番俳優の良い表情を撮ることができた。

山崎賢人の話 ホラーよりもミステリーや青春の要素が強く、新しいタイプの作品に参加することができて嬉しい。人生最初のホラー出演作がこの映画で良かった。

橋本愛の話 原作はアニメ化やマンガ化もされていて、二次元の鳴ちゃんが可愛いので現場でも緊張していたが、監督が綺麗に撮ってくれた。

袴田吉彦の話 ミステリー感、ホラー感が満載。思いっきり驚いて、怖がって帰ってほしい。ホラーが大好きなので念願叶った出演だった。

(写真は、左より古澤監督、橋本、山崎、袴田)

※記事は取材時の情報に基づいて執筆したもので、現在では異なる場合があります。