ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント配給「アメイジング・スパイダーマン」の来日記者会見が13日、都内ホテルで行われ、マーク・ウェブ監督、キャストのアンドリュー・ガーフィールド、エマ・ストーン、リース・イーヴァンズ、プロデューサーのアヴィ・アラド、マット・トルマックが登壇した。
本作は、3作品の全世界興収が25億ドル(約2000億円)を超える大ヒットとなった人気シリーズを、ストーリー、スタッフ・キャストを一新して再始動する新シリーズ第1弾。シリーズ初の3D技術により、自分が摩天楼上をスウィングしているかのような迫力ある映像と、今まで語られる事のなかった主人公ピーター・パーカーの知られざる物語が展開。他にマーティン・シーン、サリー・フィールドらが共演。脚本はジェームス・ヴァンダービルト。「(500)日のサマー」のウェブ監督がメガホンを取った。1962年にマーベル・コミックで初めてスパイダーマンが登場してから、今年で50周年となる。6月30日(土)より世界最速公開。6月23日(土)・24日(日)に3D先行上映される。
▼M・ウェブ監督 新シリーズの第1弾ということでプレッシャーも大きかったが、17歳の自分に戻って、やっと夢が叶ったという思い。大きな作品で2年かかったが、素晴らしいチームと仕事が出来て光栄だった。本作は若者たちの成長の物語であり、その中でアクションもリアリスティックに感じられるものになっていたら嬉しい。
▼M・トルマック 今回はピーターの秘密に迫ろうと思った。誰でも感情移入できるキャラクターで、彼のように摩天楼上を飛びまわる様を3Dで見せたかった。
▼A・アラド 未来を見据えた新しい物語にしようと思った。2人の高校生の恋愛や成長を今日的感覚、リアリティをもって監督は描いてくれた。悪役もエモーショナルなものを持ったキャラクターで、感情に訴える誇らしい作品になった。
▼A・ガーフィールド 3歳から大ファンのキャラクターが動いているのを3Dで観られるのは凄いアイデア。しかも自分が飛び回っているように観られる。ピーターは、僕の人生を形作ったと言えるようなキャラクターで、その人物を演じられて、夢が叶った。一体僕は誰なんだと圧倒されたし、名誉なことだった。
▼E・ストーン 『スパイダーマン』と3Dが凄くマッチしていて、ニューヨークもとても美しく描かれていた。自分では客観的に見られないが、大好きな映画。
▼R・イーヴァンズ 3D技術の向上には驚き、奇妙な体験だった。僕が演じた役は、モンスターというものが人間の中にいるという警告だと思う。
(写真は、左よりウェブ監督、イーヴァンズ、ガーフィールド、ストーン、アラドプロデューサー、トルマックプロデューサー)