「裏切りのサーカス」スミスと成海対談

　本日21日（土）よりＴＯＨＯシネマズシャンテ、新宿武蔵野館他で全国公開のギャガ配給「裏切りのサーカス」公開記念イベントパーティーが20日、本作の写真展が開催されている東京のＰａｕｌ ｓｍｉｔｈ丸の内店で行われた。

　本作は、ジョン・ル・カレのスパイ小説を原作に、トーマス・アルフレッドソン監督が、ゲイリー・オールドマン、コリン・ファースほか豪華な演技派俳優を集結させて完全映画化した傑作ミステリー。第84回アカデミー賞主演男優賞ほか３部門にノミネートされた話題作。本作のクリエイティブサポートを行ったファッションデザイナー、ポール・スミス氏が来日し、トーク対談ゲストとして、主演のゲイリー・オールドマンと同じく、写真好きで知られる女優の成海璃子が、70年代のイギリススパイ（諜報員）風ファッションで登壇。映画・写真の観点からや、映画の舞台である70年代ファッション等について語り合った。

▼Ｐ・スミス氏　監督から脚本を渡されて、はじめは何を求められているのかわからなかったが、私なりにベストを尽くした。ゲイリーとは23年前に出会い、それ以来の友人だが、今回の演技はアカデミー賞にノミネートされるべきものだったと思う。とてもゆったりとしたペースで話が展開していくので、席にゆったりと座ってリラックスして観て欲しい。

▼成海璃子　全てのシーンが見逃せなくて、１回目に観た時と観る度に印象が変わっていく。70年代のロンドンの風景も渋かった。本当に人間関係が面白くて、何度も観られる作品。シリーズ化されるのか楽しみ。（本作の写真展について）撮影現場の裏側を見られたのは貴重で、モノクロがとてもカッコイイ。