ジェネシス調べによる、3月公開作品の地上波テレビ(関東地区)における「パブリシティ露出量ランキング」がまとまった。このランキングは各番組で紹介された映画の紹介時間を、放送局や時間帯を加味した独自「露出ポイント」(暫定)に換算し、公開前日までの累計露出量を測定。3月の月間番組露出は、ギャガ配給「マーガレット・サッチャー~」が首位。2位のディズニー「戦火の馬」、3位のWB「シャーロック・ホームズ~」の倍近くの露出時間となり、突出した露出量となった。
「マーガレット~」は、4月1日時点で興収6億7391万円という成績だが、本年度米アカデミー賞2部門受賞という効果もあり、主演メリル・ストリープの来日記者会見やジャパンプレミアの模様が、情報番組などで数多く取り上げられた。露出時間が僅差の同賞ノミネート作品「戦火の馬」と興収17億円を突破(4/8現在)した「シャーロック~」に加え、同賞5部門受賞の「ヒューゴの不思議な発明」も6位に入り、2月の本ランキング上位を邦画が独占したのに対し、3月は洋画が多く露出した。ただ、興行成績は10位「ドラえもん」が興収33億円を突破(同)し、春休み興行のトップとなっている。
※地上波(関東地方)の各番組の映画紹介(パブリシティ)の時間を実際のエアチェック映像を人の目を通して正確に計測。3月に公開された各作品について、公開前日までの累計露出量をポイント順にランキングしている。
※露出量ポイント=放送局や時間帯を加味し、露出時間を「露出量ポイント」に換算した独自の指標。
なお、週間ランキングなど詳細は「文化通信.Pro」にアップ。