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「グスコーブドリ~」、小栗旬ら完成報告

【FREE】「グスコーブドリ~」、小栗旬ら完成報告

2012年04月05日
「グスゴーブドリの伝記」会見、左より杉井監督、忽那、小栗、柄本 「グスゴーブドリの伝記」会見、左より杉井監督、忽那、小栗、柄本

 ワーナー・ブラザース映画配給「グスコーブドリの伝記」の完成報告記者会見が4日午後、明治記念館で行われ、杉井ギサブロー監督、声優キャストの小栗旬、忽那汐里、柄本明が出席した。

 同作品は、宮沢賢治の同名原作を映画化した長編ファンタジーアニメ。イーハトーヴの森を舞台に、厳しい自然と向き合う主人公ブドリが、天災に直面した故郷、大切な人たちを守るためにある決断をする。ブドリを小栗、妹ネリを忽那、ブドリに様々な知識を教えるクーボー博士を柄本、ブドリの両親を林隆三と草刈民代、ブドリ兄妹の運命を変えるコトリを佐々木蔵之介が演じる。

 1985年公開のアニメ映画「銀河鉄道の夜」を手掛けたスタッフが再結集、5年の歳月をかけて製作した。制作は手塚プロダクション、キャラクター原案はますむら・ひろし、音楽は小松亮太。主題歌は、小田和正の80年オフコース時代の楽曲「生まれ来る子供たちのために」に決定した。7月7日より丸の内ピカデリー他全国RS。

▼杉井ギサブロー監督 僕は演技指導も、何もしていない。全スタッフ、全キャストが賢治の世界を自分の中に取り込んで、映画を作ってくれた。小田さんの主題歌は、企画の段階から考えていた。僕の解釈では、賢治が原作に込めた思いと、この曲の持つメッセージ性は同じ。台詞ではなく、この曲に乗せて、映画全体の思いを伝えたいと思った。

▼小栗旬 「銀河鉄道の夜」を子供の頃に見て、ジョバンニのキャラクターが印象に残った。今回のオファーは嬉しい反面、その時のイメージが強く、大丈夫だろうかとも。どの世代にも受け取ってもらえる作品になった。

▼忽那汐里 声優に初挑戦した。地声が低いので、監督から「幼く、幼く」と指示されて不安な時もあったが、画面と向き合う作業は楽しかった。

▼柄本明 監督の作る世界の中で、監督に導かれながら演じた。

※記事は取材時の情報に基づいて執筆したもので、現在では異なる場合があります。