音楽家・坂本龍一の呼びかけにより開催される、脱原発をテーマにした音楽フェスティバル「NO NUKES(ノー・ニュークス)2012」の記者会見が27日、東京・渋谷フォーラムエイト5階515会議室で行われた。
音楽フェスティバル「NO NUKES 2012」は、アーティストが「脱原発」のメッセージを発信することで、音楽ファンに原発に対する関心を強めてもらうことを目的として開催されるもの。日程・会場は、7月7日(土)・8日(日)の2日間、千葉・幕張メッセ国際展示場4・5ホール。両日とも10時30分開場、12時開演、21時終演予定。出演アーティストは、坂本の呼びかけに賛同したASIAN KUNG‐FU GENERATION(アジカン)、アナログフィッシュ、Yellow Magic Orchestra、斉藤和義、ソウル・フラワー・ユニオン、難波章浩、HIFANA、元ちとせ、BRAHMAN他(この他の出演アーティストは決定次第、後日発表)。
会見には、呼びかけ人の坂本と、出演アーティストを代表してアジカンの後藤正文の2名が出席。
坂本は同フェスについて「東日本大震災、福島第一原発事故を受け、音楽家として、ひとりの人間として、何かできないかと考えいろんなことをやってきましたが、今回は、ミュージシャンとして社会に対しきちんと意見を述ようという場。多くのアーティストが参加してくれて嬉しい。各アーティストには聴衆に対して、それぞれが持つメッセージを発信してくれることを希望しています」。
後藤は「坂本さんから出演依頼のメールを直接頂き、参加させてくださいと即答しました。原発問題に対して意見表明する場を提供して頂き感謝しています」と語った。
主催=NO NUKES 2012事務局。企画制作=ロッキング・オン、ディスクガレージ、キャブ。チケットは1日券・各日=6800円、2日通し券=1万3000円(税込、※6歳未満入場無料・要保護者同伴)。イベントの収益は「さようなら原発1000万人アクション」の中心である「『さようなら原発』一千万人署名市民の会」に全額寄付する。