閲覧中のページ:トップ > 映画ニュース >

「ライアーゲーム 再生」完成披露に松田ら

【FREE】「ライアーゲーム 再生」完成披露に松田ら

2012年02月11日
完成披露舞台挨拶に登壇した松田翔太(中央) 完成披露舞台挨拶に登壇した松田翔太(中央)

 東宝配給「ライアーゲーム ―再生―」の完成披露舞台挨拶が9日、東京・丸の内の東京国際フォーラムで行われ、キャストの松田翔太、多部未華子、芦田愛菜、船越英一郎、高橋ジョージ、濱田マリ、新井浩文、野波麻帆、池田鉄洋、小池栄子、鈴木浩介、そして松山博昭監督が登壇した。

  “ライアーゲーム” とは、ある日突然、招待状と現金1億円を受け取った人々が、壮絶な騙し合いを繰り広げ、マネーを奪い合うゲーム―。2005年に「週刊ヤングジャンプ」で連載がスタートした甲斐谷忍原作の同名漫画は、人間の深層心理を鋭くえぐる全く新しいジャンルのコミックとして人気を博し、07年にTVドラマ化され、深夜枠にもかかわらず平均視聴率11・4%を記録。09年にシーズン2がTVドラマ化、10年に映画化(『ライアーゲーム ザ・ファイナルステージ』)され、興収23・6億円の大ヒットとなった。そして12年、 “再生(リボーン)” として再始動。今回は、原作者・甲斐谷氏も難易度NO.1と公言し、ファンの間でもシリーズ史上最高傑作のエピソードと言われる “イス取りゲーム” が描かれる。

 その極限のゲームに挑む元詐欺師にして天才的頭脳を持つ心理学者・秋山を松田、映画オリジナルのヒロイン・篠宮を多部が演じた。他に江角マキコ、要潤、鈴木一真、渡辺いっけいら多数の豪華キャストが競演している。脚本は岡田道尚/黒岩勉、音楽は中田ヤスタカ(capsul)が手掛けた。撮影は昨年10月10日~12月7日に行われ、2月8日に完成(131分)。制作はフジテレビジョン+集英社+東宝+FNS27社。制作プロダクションはFILM。3月3日(土)より全国東宝系でロードショー。

 舞台挨拶は作品に因み、舞台上の階段に配置されたイスに座ったままというルールで行われ、違反者には1億円のペナルティが課せられた。松田は「ボクが20歳の時に始まった作品で、何かにチャレンジしたいと思っていた時に松山監督に助けてもらった。思い入れの強い作品なので、率直にまたやれるのが嬉しかった。『ライアーゲーム』史上最高傑作を楽しんで欲しい」と胸を張った。多部は「TVドラマ、映画があっての作品に初めて参加させてもらい、いろんな思いを背負って撮影に臨んだ。頭の回転を素早くして観て下さい」と語り、松山監督は「このシリーズは前回の『~ザ・ファイナルステージ』で終了したはずだったが、復活することが決まり、ファンからは喜びと同時に騙されたという声をもらった。いい作品を作って、復活する意味を感じてもらい、再生が正しかったかは皆さんに判断してもらえればと思う」と仕上がりに自信をみせた。各自の挨拶後にはルールが解除され、登壇者は立ち上がってのフォトセッションに応えた。

※記事は取材時の情報に基づいて執筆したもので、現在では異なる場合があります。