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「マイウェイ~」、オダギリジョーら会見

【FREE】「マイウェイ~」、オダギリジョーら会見

2011年12月21日
「マイウェイ」会見に登場したオダギリジョーら 「マイウェイ」会見に登場したオダギリジョーら

 CJ Entertainment Japan+東映配給「マイウェイ 12,000キロの真実」のカン・ジェギュ監督、出演のオダギリジョー、チャン・ドンゴン、ファン・ビンビンによる記者会見が19日午後、東京都千代田区のザ・ペニンシュラ東京で行われた。

 本作は、第二次世界大戦下に日本、ソ連、ドイツの3つの軍服を着て戦うこととなった二人の青年の数奇な人生を描く衝撃と感動の物語。アジアからヨーロッパまで240日に及ぶ大陸横断ロケを敢行し、韓国映画史上最高の25億円の製作費をかけて描き出された超大作。韓国では12月21日(水)より公開。そして日本では1月14日(土)より全国公開される。

カン・ジェギュ監督の話 「マイウェイ」は、シナリオを書いてから完成まで4年かかった。(製作の経緯について)ドイツ軍の軍服を着た東洋人がアメリカの捕虜になっている1枚の写真が6年前にネットで大騒ぎとなり、それを題材にした「D‐デイ」というシナリオが発表された。このシナリオを目にし、衝撃的で新鮮だったが、当時は他の作品を温めていたこともあり、演出するつもりはなかった。しかしその後、(この写真に関する)SBS局制作のドキュメンタリーを観て、小説よりも小説的なこの話を絶対に映画化したいと思い、「D‐デイ」のシナリオを書き直して手掛けることにした。

オダギリジョーの話 撮影はキツかった。この世のものとは思えなかった(笑)。親子愛や愛国心をテーマにした戦争映画は日本にもあるが、ここまで大きな戦闘シーンを日本の土地と予算で作るのは難しい。戦車が行き交うような現場での撮影は今後はないだろうし、良い経験をした。

チャン・ドンゴンの話 戦争映画は、ジェギュ監督の「ブラザーフッド」に出演しており、その時の経験を今回も活かそうと考えていたが、あまりのスケールの大きさにあの時の経験は役に立たなかった。マイナス17度にもなる極寒の韓国で、薄い軍服1枚での撮影は骨身に沁みた。

ファン・ビンビンの話 撮影現場では誰も私のことを女性扱いしてくれず、監督には殴り合いの指導を受け、4~5人の男性と全速力で走り、氷水の中に一緒に入った。

(写真は、左よりジェギュ監督、オダギリ、ドンゴン、ビンビン)

※記事は取材時の情報に基づいて執筆したもので、現在では異なる場合があります。