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CDV‐J支援、陸前高田市にレンタル店開業

【FREE】CDV‐J支援、陸前高田市にレンタル店開業

2011年12月09日
 日本コンパクトディスク・ビデオレンタル商業組合(CDV‐J)の支援により、東日本大震災の被災地である岩手県陸前高田市に簡易ビデオレンタル店「オラホビデオ」が9日オープンする。

 同店舗は、以前ゲオの大船渡店に勤めていた山崎亮氏が、CDV‐Jのサポートを得て運営するもの。震災後、避難所でリーダーを担っていた山崎氏にCDV‐Jの若松修専務理事がビデオレンタル店の出店を提案し、このたび実現した。出店に要する諸費用はCDV‐Jの復興支援金関連予算で捻出したほか、DVDソフトはジェネオン・ユニバーサル、FOX、ワーナー等の映像ソフトメーカー、CCC、ゲオ等のレンタル店から無料で提供された。また、設備についても店舗設備業者各社から協力が得られた。

 店舗は5坪のプレハブ建屋。陸前高田市で活動するボランティア団体「ヤルキキャンプ」の活動拠点であるヤルキタウン(米崎町脇の沢33‐1)に出店する。DVDは、一般作からアダルトまで約8000枚を取り揃えている(有料)。ちなみに「オラホ」とは、東北の言葉で「私たちの」「私たちの町」という意味があるという。

 震災は多くのレンタル店にも甚大な被害をもたらし、CDV‐Jの調べでは11月末現在で、18店舗が営業休止に追い込まれ、再開の目途が立っていない。そこで、CDV‐Jでは被災地区におけるパッケージの今後の再起・復興に向けた支援に取り組んでおり、震災直後には陸前高田市の避難所内に「出張 ビデオレンタル屋さん」を出店。無料でDVDを貸し出し、好評を博した。また8月には、出張ビデオレンタル屋さんを展開した市立第一中学校の校庭内で植樹式を行った。
※記事は取材時の情報に基づいて執筆したもので、現在では異なる場合があります。