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「ももいろ~」特別上映で依田氏ら登壇

【FREE】「ももいろ~」特別上映で依田氏ら登壇

2011年11月11日
 第24回東京国際映画祭「日本映画・ある視点」部門作品賞受賞作品「ももいろそらを」の特別上映会と、ゲストによる記者会見が8日、東京・有楽町のFCCJ(日本外国特派員協会)にて開催され、小林啓一監督、出演の池田愛、小篠恵奈、藤原令子、高山翼、そして同映画祭の依田巽チェアマンらが登壇した。

▼依田チェアマン
 「信じよう。映画の力」をスローガンにした第24回東京国際映画祭は、東日本大震災の影響で一時は開催が危ぶまれたが、「映画の持つ力を世界に広く伝えるべき」という思から開催を決定した。今年は75カ国以上(76の国と地域)から975作品が寄せられ、関心の高さを実感。東京国際映画祭では若い作家の育成にも力を注いできている。その為にも「日本映画・ある視点」部門は継続してきた。今年も、意表を突いた素晴らしい作品が多く寄せられたが、その中で現代女子高校生のキャラクターを、モノクロームの映像で巧みに切り取った「ももいろそらを」が作品賞に選ばれた。来年は25回の節目、是非ご期待頂きたい。

▼小林啓一監督
 本作をモノクロで撮影したのは、現在はすぐに過去になってしまうという事をわかりやすく示すためと、モノクロにする事で、世界は全く違って見えるという事を示したかったため。煙をピンクにしなかったのは、悩んだところだが、ピンクにすると『天国と地獄』そのままになってしまうと考えたのと、ピンク色にすることよりも、いずみたち登場人物の会話の方が重要だと考え、あまり目立つようにしないためにピンクにしなかった。
※記事は取材時の情報に基づいて執筆したもので、現在では異なる場合があります。